対象:住宅検査・測量
中舎 重之
建築家
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新築では「検査済証」を
検査済証とは、法律に則った確認申請書通りに完成した正規の建物であると言う証明書です。
工事の途中で、第三者である審査機関の担当者が現場にて検査をします。
1回目は基礎配筋完了時で、構造係の担当です。
2回目は全軸組緊結完了時で、意匠係の担当です。
上記の中間検査に合格しますと、合格証が交付されます。交付がなければ次の工程に入れません。
検査を受けて建物が完成しましたら、完了検査を受けます。
此処で合格すると検査済証が交付されます。
検査済証は、保険、担保融資、売買時の信用書であり、後に大いに役立ちます。
上記とは、別ルートの現場検査があります。住宅瑕疵担保責任保険に加入する場合です。
検査は下記の通りです。
地盤調査等。地盤補強及び地業。基礎。屋根の防水。バルコニーの防水。外壁の防水。
乾式の外壁仕上げ。湿式の外壁仕上げ。
其の他として、上部躯体に関する検査項目を記します。
土台(基礎への緊結)。柱(柱頭・柱脚の接合方法)。耐力壁(壁量と壁配置)。
横架材(欠き込み)。床組(火打ちばり)。小屋組(振れ止め)。
検査員は民間のプロです。
此の制度が、完成度としては一番ですし、施工業者の選択でも信頼がおけます。
ハウスメーカーの場合にも、有効です。
引き渡し前の住宅診断も不要ですし、販売会社への気兼ねも入りません。
2015.1.24 中舎重之 Fax:046-263-9324
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この回答の相談
建築条件付き宅地を購入しました。
まだ間取りを決めている最中ですが、引き渡しの前に住宅診断をしてもらいたいと思っています。
この場合、前もって販売会社に伝えなくてもいいのでしょうか。
なんとなく信用していないみたいで、いいづらいのですが…。
karukanさん (東京都/31歳/女性)
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