体脂肪と皮下脂肪

「体脂肪」とは、良くメタボと言われる様に成人病などに結びつく、臓器周辺に付く脂肪の事で、健康に大きな影響を与える脂肪と言われています。
一方「皮下脂肪」は体の表面に付く脂肪の事で、こちらは女性に付き易い脂肪と言われています。
(皮下脂肪は、丈夫な赤ちゃんを生む為に女性に元々備わっているホルモンの働きが大きいという事でしょう)

体脂肪は、蓄積され易いけれども、燃焼もされ易いと言われ、
皮下脂肪は、蓄積されにくいけれども、燃焼もされづらい脂肪と言われています。

脂肪を落とす為には、「食事(内容・量・回数など)のコントロール」と「運動」の併用が理想的ですが、運動は自分一人でする場合は相当意志を強く持たないと、なかなか続けるのは難しいという事がありますね。

ですので毎日の日課にできる様な工夫が必要になると思います。
ちなみに、私は最近「ラジオ体操第一」の内容は、大変優れているなぁと改めて思うのです。

･･･と言うのは、私は５年程前に現役を引退してから、バレエのトレーニングを全くしなくなった為に、一時運動不足を感じた事があり、
それからできるだけ毎日、自分で考案した床でのヨガ的なストレッチと、立ち上がって行う軽い運動(私の場合は長年親しんだバレエの動きを取り入れたものになりますが)の実践などをしているのですが、

これが「ラジオ体操第一」の内容にとても近い動きをしている事に、最近自分で気が付いたのです。

ラジオ体操ならば明るい音楽と共に動くので楽しくできそうですし、その動きを取り入れながらご自分の好きな音楽をかけ、ご自分で編み出した体操を考えるのも楽しいかもしれませんね。

人間は「やれば良い」と解っていても、何事も義務的にやる事は続かず、楽しくなければ続きませんので、ラジオ体操や、各種のトレーナーの方々などから学んだりした事を取り入れて、ご自分で毎日続けられる運動を、ご自分で考案されるというのも一つの手です。

どの様な運動でも、短時間でも「毎日続けて行う」という事が大事ですね。

ちなみに私は、今は大した運動をしなくても太る事が無いのは、長年バレエで鍛えて培った「体の芯」を持っているお陰かもしれません。

骨盤を垂直に立てて重心をお腹(丹田と言います)に集めて、上体は胸を張り、胴体を縦長に引き離し、膝の裏を伸ばして大地をしっかりと踏みしめる様な基本姿勢が身に付くと、関節を根元から大きく動かせる様になるので、

それが体脂肪が付きにくくなる運動、所謂インナーマッスルが自動的に鍛えられる運動に繋がっているからなのだと思います。

あと床でも、椅子に腰掛けていても、立ち上がってでも、「捻る運動」というものが、結構体を目覚めさせてくれますので役に立つかもしれません。

とにかく食事も運動も「続ける事」と、それを「習慣にする事」で効果が出て来るものですから、三日坊主にならない事です。


以上、何かご参考になれば幸いです。