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Re:甲状腺機能亢進症の治療方。

2015/01/27 10:09

猫の甲状腺機能亢進症の内科的な治療法として抗甲状腺薬による治療はよく選択されますが、質問の内容のように効果が強く出過ぎてしまうこともあります。また猫の場合、粉剤は投与時に非常に嫌がったり、流涎がみられたりすることも珍しくはありません。抗甲状腺薬による治療は基本的には生涯にわたって必要となるため、投薬の際のストレスが強いと飼い主、猫の双方にとって負担が大きくなってしまいます。

従って投薬方法に関しては担当の先生と相談していただいて、より行いやすい方法を検討する必要があると思われます。

最初の質問のように、錠剤を少し削って飲ませるということも不可能ではありませんが、正確な量が担保できないため、そのような形で投薬するかどうかは獣医師の判断によるところになるでしょう。粉剤を投与する際の工夫としては、風味等を感じさせないためにオブラートに包むことや、匂いの強い液体状のフードに混入して投与するなどの方法もあります。フードに関しては猫の状態によっては
推奨されないものもあるため、担当の先生とよく相談していただく必要があるでしょう。

追加の質問についてですが、
抗甲状腺薬の投薬量に関してはその時の猫の状態、すなわち甲状腺ホルモン値や、腎臓の数値、肝臓の酵素などの血液学的データや、甲状腺機能亢進症を示唆する症状の有無によって調整が行われます。まだ治療を開始したばかりなので、適正な量を設定するには場合によっては時間がかか
るかもしれません。獣医師は通常、上記のような様々な情報から投薬量を設定していきますので、指示通りに内服していただくのが良いと思われます。

飼い主様に行っていただきたい事は、指示された投薬量を守り投与を続けていただくこと、また、よく飼い猫の様子をよく観察していただき、状態の変化がないかみて頂くことでしょう。そして状態が変化した際は、なるべく早く担当の先生に相談して対応していただきましょう。

検査に関しては、通常、甲状腺機能亢進症の管理の際は上記のような血液検査や身体検査を行っていきますが、甲状腺機能亢進症に罹患する患者は通常高齢な猫であるため、心臓病などの併発疾患を起こしていることもあり、心臓病のような全身性疾患がある場合、全身的な管理が困難になることもあります。従って、そのような疾患を鑑別し治療するために、画像検査を含めた総合的な検査が必要な場合もあります。

検査のことも含めてご心配であれば担当の先生に相談していただき、また場合によっては、担当の先生に相談して頂いたうえで大学病院等で内分泌の専門医の診察を受けられてもよいかもしれません。

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この回答の相談

甲状腺機能亢進症の治療方。

人生・ライフスタイル ペットの医療・健康 2015/01/04 19:50

11月末からメルカゾール1.25mg朝晩飲ませています。12月終わりに再検査にてT4数値を測った所7.6から03未満になってしまい、基準値以下になっていました。先生に1日の投薬量が最低量でも多いみたいなので… [続きを読む]

ちゃんあいさん (岡山県/26歳/女性)

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