対象:ペットの医療・健康
Re:生後3か月の子猫の努力性呼吸について
子猫の努力性呼吸は緊急性の高い状況です。
なるべくはやくかかりつけの先生に再度ご相談されるか、他の病院を紹介していただくことをおすすめします。
子猫さんの状態や経過が詳しくわからないので、今後どういった治療が出来るかを具体的にお応えすることは困難です。
呼吸が苦しいということに対して、ご家庭で出来ることとしては、酸素室を用意していただくことですが、ある程度状態が落ち着くまでは入院治療のほうがよいと思います。
呼吸が苦しくて哺乳や食事ができない状況であれば、点滴治療やカテーテル哺乳なども必要です。
例えばどういった状況が考えられるかですが、兄弟猫が亡くなられているとのことですので、
慢性的に呼吸が苦しいのであれば、肋骨の奇形(漏斗胸)や心臓病など先天的な病気の可能性があるかもしれません。
このうち肋骨の奇形については、身体検査やレントゲン検査でみつけられるものです。
鼻水、くしゃみ、咳、眼脂などの症状が同時にみられる場合には猫の上部気道感染症などウイルス性肺炎が考えられます。
あるときから急に起こった場合には、ミルク等の誤嚥が原因の吸引性肺炎かもしれません。
吸引性肺炎の場合、誤嚥してから12〜24時間経たないとレントゲン検査で異常がみつけられません。
もし症状が出てすぐにレントゲン検査を行った場合には、再検査をおすすめします。
また、食欲低下など呼吸困難以外の症状が先にみられていた場合には、貧血や全身状態の悪化からくるものかもしれません。
お腹が張っている場合には便秘や下痢などが原因かもしれません。
色々な状況が考えられますので、再度、はやめに病院で診察を受けていただくことをおすすめします。
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生ママさん (千葉県/47歳/女性)
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