対象:ペットの医療・健康
Re:総蛋白とアルブミン低下
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蛋白漏出性腸症とは、腸管からなんらかの理由でタンパク質が漏れ出てしまう様々な疾患の総称のことです。代表的なものに、リンパ管拡張症や炎症性腸疾患などがあります。
いずれの疾患であっても、血中タンパク質の低下を防ぐためには腸からのタンパク質の吸収効率が高い食事を摂取することが有効です。
したがって、i/dをあまり食べようとせず、症状の改善もあまり見られないのであれば、消化器サポート低脂肪などの高タンパク質低脂肪の食事を与えると良いでしょう。鶏のササミを茹でたものも良いかと思います。
ご相談頂いたアスゾールは細菌繁殖を抑制する抗生物質の一種で、蛋白漏出性腸症のうち炎症性腸疾患に有効であることがわかっています。炎症性腸疾患の原因の一つである、腸内細菌に対する過剰な免疫反応を抑える目的で本剤が用いられます。
最後になりますが、疾患によって最適な治療も異なりますので、本来であれば内視鏡検査や病理検査などを行って、原因疾患を正確に診断する必要があります。例えば炎症性腸疾患は、ステロイド剤や免疫抑制剤などの服用によってより積極的に免疫反応による炎症を抑えなければ症状が改善しない場合もあります。
また、便が黒い、舌の色が白っぽいとのことなので、腸管内で出血がある可能性も否定はできません。出血が多ければ、血液と共にタンパク質も失われます。
血液検査の結果や症状の改善がない、あるいは悪化があるようであれば、今後の治療方針について、追加検査も視野に入れて獣医師と相談されることをお勧めいたします。
評価・お礼
min373 さん
2014/12/24 20:23
回答ありがとうございます。
あれからまた病院へ行きTP4.4ALB1.9まで下がり22日(月)に開腹による生検を行う予定でしたが血液検査の結果TP4.8ALB2.0とステロイド無しで数値が少し回復していたので今急いで開腹をせず、このまま抗生物質(アスゾール)で様子を見てみることになりました。まだまだ基準値には至らないので余談は許されない状況ですが、先生がおっしゃる通り炎症性腸疾患だとしたら今出していただいているアスゾールで少しは回復しているようなので下痢をしないよう気をつけ、少し様子を見てみようと思います。ありがとうございました。
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この回答の相談
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