対象:離婚問題
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藤井 靖志
弁護士
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ハーグ条約について
はじめまして。弁護士の藤井と申します。ご質問は、日本でも今年4月からハーグ条約が施行されたことを背景とするものと思います。ベルギーもハーグ条約を締結していますので、ご心配の通り、ご主人を追ってベルギーに行った後に離婚の話となり、親権について折り合いがつかないままご長女を日本に連れ帰ると、ご主人からハーグ条約に基づき子の返還命令の申立てがなされる可能性があります。この場合、ご長女はベルギーに返還され、当地にて離婚と親権者を定めることになり、miaj様にとって不利となる可能性があります。ハーグ条約は常居所地に子供を返還する手続きですので、親権をどうしても取りたいのであれば日本に住んでいる間に離婚手続きを進め、ハーグ事件にならないようにされたほうがよいでしょう。本件では、協議離婚は難しいでしょうから裁判の必要がありますが、ご主人がベルギーにいても日本で裁判することは可能と思います。国際離婚は、一筋縄ではいかない難しい手続きですので、早い段階で一度国際離婚に詳しい弁護士にご相談されることをお勧めします。
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この回答の相談
ベルギー人の主人が、うつ病(適応障害)の診断を受けこれ以上日本では暮らせないといってきました。
夫一人で年内に片道チケットで帰国予定です。
私たちには2歳の娘がおり、職のない夫に今の状態… [続きを読む]
miajさん (東京都/29歳/女性)
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