対象:税務・確定申告
「着眼大局 着手小局」では如何でしょう?
トシさん
はじめまして。ご質問への回答が大変遅くなりました。
他の専門家の皆様がすでに多数の有効なご回答をされているため、
私に何が伝えられるか?と考えましたが、少しお話をさせていただけたらと思います。
結論から申し上げますと、今は「如何に売上を上げて、安定した経営状態を創り出すか。」
「どのようなサービスを提供すればもっとお客様に支持されるか」ということに専念されるべきだと考えます。
そのためにまずは、これから先の経営計画(事業計画)を、立ててみられてはいかがでしょうか。
何年先に店舗をいくつ持って、いくらの年商規模に成長させて、何人の従業員を雇い入れて、店舗改装や新しい機材導入をいつ行うか・・・などを具体的にイメージしてみるということです。
どれくらいの売上原価や経費をかける必要があるかは、現在のご経営状況である程度は予測もつくのではないかと考えますので、
そこまでイメージするのです。
そしてそのイメージを実際に目に見えるように紙などに落としてみてください。
そこに「青色申告にする時期」「税理士を雇う時期」を、「ご自身で決めて」書き込んでみてください。
大きいところに目を付けて、だんだんブレイクダウンをし、手を付けるところは小さなところから、という経営を心掛けられることをお勧めしたいと思います。
「着眼大局 着手小局」です。
青色申告、税理士については、次に回答させていただきます。
トシさんのご成功を、心より祈念しております!!
補足
何度も失礼します。
<青色申告について>
経営者は数値に強くあるべきだという観点から、きっちりと自社の「財政状態」と「経営成績」を把握できる
ようにしておく必要があります。
特に理容業ですと、理容機器などの資産管理も必要になってきます。
売上を上げていくためにも数値に強くなることは必須条件です。
青色申告をすることで、それが可能になる素地ができます。
しかし、ご存じの通り白色申告に比べて作成する書類が多く、複式簿記の知識も必要になります。
その知識修得のため、書類作成のための時間をどれだけ確保できるかがポイントになると思います。
<税理士を雇うことについて>
現在の規模(年商)では税理士を雇い入れることは困難ではないかと考えます。
現在税理士法の改正により顧問料の額は自由化されて
いるのですが、月次で3〜5万円はかかります(もちろん会計事務所の規模や企業の規模、どこまでお願いするかによって
違いはあります)。
その他に決算料として最低15〜20万円はかかります。
年間51〜80万円がかかる計算です。
現在の年商規模では、節税する段階ではないとも言えます。
「利益が多く出るからこそ節税をして納税額を低減させる」のですから。
また、「税理士にお願いすれば、経営指導までしてもらえる。」と思われている経営者の方もおられますが、注意が必要です。
基本的に税理士は「税務に関する専門家・税法に長けた法律家」であり、「経営の専門家ではない」ということです(もちろん
力のある税理士の先生も多くおられるので、通常の会計指導を発展させた経営分析や指導をされて、企業成長を実現されている例も
多数あります。)。
あくまで経営は経営者の仕事です。
トシさんのご成功を、心より祈念しております!!
回答専門家
- 運営 事務局
- ( 東京都 / オペレーター )
- 専門家プロファイル
登録している専門家やQ&Aやコラムといったコンテンツをご紹介
専門家プロファイルに登録をしている皆様の記事や、Q&A、まとめ記事など編集部でピックアップしたものを定期的に配信していきます。よろしくお願いいたします。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
個人経営の理容師してます。確定申告についてなんですが、
開業して5年毎年、白色申告してきました。小さな細々とした仕事なんで
年商300位、経費を差し引いて年収120万位です。所得税も4万… [続きを読む]
トシさん (宮城県/30歳/男性)
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A