骨盤を起こして身体を引き上げ、お腹の引き締めを意識しましょう
太ももが太い方の特徴に、姿勢の悪さが有ります。
一つは良く知られている猫背と、もう一つには質問者の方の様に、骨盤が後ろに抜けて出っ尻になる「ふんぞり返り姿勢」という癖の有る姿勢が有ります。
体の要である骨盤が起きていなくて、出っ尻鳩胸になる=背骨がキツい Sの字 に歪んでいる場合、体の重心がお腹から下に落ちる事になりますから、贅肉や筋肉がお腹や太ももに付き易く、又体のラインを横から見た時に凸凹したラインになりますね。
骨盤を起こさないと、体の中に垂直の芯棒を作るという、太りにくい体の元になる基本姿勢になる事ができないのです。
身体を上に引き上げる事ができなくなる分、重心は下がるので、下半身が太くなるのです。
ですのでお尻が出ない様に骨盤を起こし、いつも肩の力は抜いて、お腹に集める様な意識で、身体を縦に引き上げる様な努力をされてみて下さい。
太ももが太いというお悩みは、ここのコーナーでは多分一番多いご質問ではないかという印象ですが、部分的に太いというのは、体の使い方の癖から来る体のアンバランスなので、まずは基本姿勢を勉強され、日常で実践され習得される事をお勧め致します。
補足
太ももが落ちないのは、骨盤から外ももの筋が短く詰まっているという事ですので、効果的なストレッチをご紹介致しましょう。
このストレッチは骨盤を起こすストレッチにもなりますし、ヨガでは食べ過ぎた時にすると良いと言われるのポーズとして知られています。
まず正座をして、足はそのままでそこから上半身を仰向けに床に寝ます。(数分間キープ)
そうすると外ももの筋が伸びますが、慣れない方は背骨が床に着かずに浮いてしまったり、外ももが引きつる様な痛みを感じる事があると思いますが、毎日朝と晩に行うなどして行けば、筋が伸びて来て気持ちの良いストレッチになって来ると思います。
ちなみにこのストレッチは、普段食べ過ぎている方ほど、最初は痛みを感じるらしいですので、食生活のバロメーターにされると良いかもしれません。
尚、ストレッチは食後すぐは避けて、必ず1時間以上空けてからされて下さい。
回答専門家
- 大園 エリカ
- ( 東京都 / ダンスインストラクター )
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
natural & elegance
長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年
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