対象:オーダー家具・装飾品
橋本 健
建築家
-
ロールスクリーンは有効な手段だと思います。
koronさん、こんにちは。
上下階の空気循環がうまく機能せず、快適な環境が得られない。というテーマですね。
空気循環つまりエアサーキュレーションの原理ですが、暖められた空気は上昇し、冷えた空気は下降します。また風は温度の低い方から高い方へと移動します。
まずこの空気の流れをイメージすることが大切です。
冬の暖房効率が悪いということは、暖気が階段(吹抜け)を通って上方に逃げてしまい、(家具その他の設置なども障害となって)うまく下降できないでいる状態だと思います。
それを解消すべく、ロールスクリーンを設置してはどうか。と考えられた訳ですね。
私共の設計する住宅でも、2階の床面の一部が抜き抜けとなっている場所があります。普段は(空けてあり)空気の流通は上下階でしています。ロールスクリーンは2階床レベルに巻き込み式で直列に2本設置しており、夏期と冬期には、タープを張るように引っ張り出し、反対側にチョコンと引っ掛けるだけで薄いスクリーンが出来ます。おっしゃるようにスクリーンとスクリーンのすき間は3センチほどありますが、特に機能が損なわれるということはありません。また、1本のみを張りもう1本は張らないとか、中間ストッパーを利用して半分ほど空けるということも可能です。(添付写真)
今回のご相談は階段吹抜けなので、床面に設置することはできませんが、梁でも大丈夫です。エアコンからの気流をイメージして、空気が逃げてゆく場所に複数のロールスクリーンを設置し、色々と調節してみられたらいかがでしょう。
こういった試みは、たいていの方は不自由は感じるものの具体的な処方はせずに、放置するケースが多いのもです。初期投資費用はかかりますが、ひと冬4ケ月間と考えるとランニングコストもばかになりません。ロールスクリーンは厚手のものとし、透過性に注意して下さい。(うっとおしくなる場合があります)
うまくゆくとイイですね♪
橋本 健
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
お世話になります。
新築して2年目になります。
LDKが24畳と広めにし、そこに2階への階段を併設しました。
その部分が吹き抜けとなっているため、冬の暖房効率… [続きを読む]
koron01さん (東京都/39歳/女性)
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A