対象:マッサージ・手技療法
滝山 博行
鍼灸師
-
「急がば回れ」で根本治療
- (
- 5.0
- )
ご質問ありがとうございます。
四十肩といわれるものは年齢的な節目に多く発症する体の変化の現れですが、睡眠不足、過労、ストレスなどを体が吸収できずに、痛みという警告信号が肩関節の周辺から腕にかけて発症する特徴的な疾患です。
鍼灸治療では体の環境を整えることにより、痛みを取るわけですから、痛みの箇所には直接刺激を与えることはせず、手足のツボの組合せで痛みと痺れを取ります。
よく痛い箇所と左右反対側の箇所に鍼を行って、痛みが取れて腕が軽くなるのも、体が左右、上下、表裏のバランスを取りながら、不安定な中の安定を保っている仕組みを利用して調整する結果です。
痛みがなくなれば、そのまま放っておいても何の心配もありませんが、再発する場合は、内臓の疲労と交感神経緊張症の状態にありますから、休息を十分確保して、リラックスした生活を心がける必要があります。
これが出来ずに無理すると、体は次の警告信号を発して、ブレーキを掛けます。それでも体をいたわることもせず、無理していると命に関わる病気に繋がるというわけです。
四十肩は、まだ注意信号に過ぎませんから、早ければ3〜4回の鍼灸治療でよくなります。「急がば回れ。」という捉え方で体を取り扱う鍼灸治療は、即効性があります。
どうぞお大事にしてください。
***************************************
鍼 覚王院 シャローム治療室
院長 滝山 博行
〒223-0062 横浜市港北区日吉本町1-24-16
TEL 045-561-2856 FAX 045-561-2891
info@hari.gr.jp http://www.hari.gr.jp
***************************************
評価・お礼
しゃーち さん
ご回答ありがとうございました。
とにかく暖めれば痛みが和らぐことから、お風呂(シャワーだけじゃなく)とか、温灸を自分でもやっています。この前から千年灸を買ってきて施してみると、びっくりするほど痛みは和らぐのですね。
ただ、即効性がある反面、効果が持続しないのです。もちろん専門家の先生だとちゃんと持続するツボもご存知なのだと思いますが、そのあたりは素人じゃ難しい面もあるなと感じます。
色々相談する中で一番思い当たる原因は、やはり疲労です。休むことが一番とわかっても出来ないゆえのジレンマです。
色々な治療法があるとわかりましたが、このままだと一旦は治っても間違いなくぶり返すと思うので、躊躇しているのです。
そうは言っても赤信号まで行ったらどうしょうもないですね。まずは生活習慣の見直しから始めてみて、徐々に治る環境を整えることから始めてみます。
でも即効で痛みを取りたいときは、自分には鍼灸が一番あっているように思いますので、そのときは御願いいたします。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A