老犬の要求吠えについて
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ペット行動コンサルタントSENDAの千田です。
我が家にも13歳のパピヨンがいます。体は元気ですが、目は白内障で、耳はもうほとんど聞こえなくなってきています。不安傾向も高くなってきて、我慢もできなくなってきたようで、要求吠えが増えさらに、耳が聞こえないためか、声が大きくなって困ったことがあります。我が家の場合は食事の要求吠えがひどくなってきたので、コングにフードを詰めて食べるのに時間がかかるようにしたら、少しずつ要求吠えが少なくなってきました。
犬も13歳になって来ると老齢性認知機能障害、つまり認知症が現れて来る犬もいます。認知症でなくても、年を取れば、人間と一緒で我慢がきかなくなったり、頑固になったり、生活リズムに変化が起こると苛立ったりしてくることもあるでしょう。
時間の感覚もなくなり、中にも疲労感を感じなくなり、徘徊をする場合もあるようです。しかし、あまり長い間散歩をすると疲れすぎる場合もあるかもしれません。
1回の散歩の時間を短くして、回数を行ってあげてはどうでしょうか?また、お散歩の後は、ご飯も小分けにしたり、おもちゃの中に入れて少しずつしか出ないようにして、時間をかけて食べさせてみてはどうでしょうか? 暇な時間を作ると要求吠えになったり、不安傾向が強くなったりするので、何かに熱中していられるような環境作りをしてあげると良いのではないかと思います。
私は 老齢性の不安傾向や痴呆症の改善にバッチフラワーを使っています。姑が認知症で、物取られ妄想などの被害妄想や生活リズムの変化に苛立ったりした時に役立ちました。飼い主さん自身も心配が重なってきているようなので、『大事な人やペットのことが心配する』ということにレッドチェストナット、『気にかかることが頭から離れない』ということにホワイトチェストナット、「心身ともに疲れてきている」ということにオリーブなどがお勧めしています。飼い主さんが心配しすぎると、犬の方もそれを感じて不安傾向が高くなってきます。飼い主さん自身が、穏やかに気持ちを持てるように心がけてください。
評価・お礼
サトウ9447 さん
2014/09/13 20:58
評価が遅くなりすいません、そもそもが私自身の生活環境が変わった時期があって時間に少し余裕が出てきたのを機会に色々何処かに連れて行ったりそれまで短めでも文句を言わなかった散歩を長々と散歩したりしたせいです。もう私自身が良い感じだった境界線をぶち壊してしまったようなものです。
以前のように戻すのには時間がかかりそうですがサプリなどを併用してストレスをコントロールしていこうと思います、ただいまだに長めに歩かないと暇な時間が出来て騒ぎます、、、オモチャはあるのですが興味がないです、寝る、食べる、散歩 でオモチャは頭から除外しているようです。
回答専門家
- 千田 純子
- ( 千葉県 / 獣医 )
- ペット行動コンサルタントSENDA
科学的な理論を基に人と動物が共生できる方法を提案します。
ペットの犬や猫の問題行動の予防や改善のためのコンサルテーションや個人トレーニング、グループトレーニングを行っています。当しつけ教室の卒業生には、老人福祉施設や病院、緩和ケア病棟でセラピー犬として活躍しているワンちゃん達もいます。
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