対象:リフォーム・増改築
中舎 重之
建築家
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外壁リフォームについて
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築9年のサイディングとの事、ひび割れが気になります。
木質系ではなく、窯業系(セメント系)と思われますが、まず原因を調べて下さい。
調査は、施工した会社か、サイディングのメーカーに問い合わせして下さい。
セメント系では、アスベストの使用が出来ず、ノンアスベストが謳われている製品には、
割れ易い製品があります。
その製品が外壁に使用されているならば、直ぐにリフォームになります。
そうではない場合は、胴縁等の下地に問題があるか、
気象条件が厳しい場所での製品の選択を間違えたかを調べて下さい。
コーキングの傷みとは、何でしょう。当方には傷みと言うのは、施工不良と考えます。
コーキングに弾力性があるか、ないかを調べて下さい。
お客様が指でコーキングを押して下さい。押して柔らかさ(弾力)があればOKです。
アルミサイディングは、金属系では高価が売り物です。スチールが5000円とすれば、
アルミは1.5倍から2倍はします。 アルミにする理由を考えて下さい。
さて、空調の効率アップと騒音の削減については、
現在の外壁との比較において、数値でどの位の違いが出るかを提示して貰って下さい。
外張りが良いかの質問ですが、既存の壁の上に新規に壁を造る事には反対です。
理由は、東京湾北部地震と房総沖地震が近い現在、
既存の壁を撤去して胴縁に直接、接合すべきです。
接合が不充分ならば、地震により確実に外壁は落下します。
以上です。 2014.8.8 中舎重之
評価・お礼
ろんた さん
2014/08/08 18:14
ありがとうございます。
リフォーム自体が初めての経験でよくわからないことばかりでした。
指摘頂いた事項を含め、まずは施工した会社に確認してみたいと思います。
外張りが反対ということも了解しました。
色々ご教授いただきありがとうございました。
中舎 重之
2014/08/08 19:19
最近の傾向として、既存の外壁に新規の壁を取り付ける事が安易に行われています。
地震のない国ならば、それも有りでしょうが、新規の壁の接合部分が不完全になるのは、
施工する職人が良く知って居るはずです。
今の建築界全体が、確実で丁寧な仕事から遠い所に居ます。
建物を丈夫で長持ちさせるには、職人・施工会社・設計事務所が一緒になって
誠実な仕事をすべきです。
お客の皆様もコスト優先ではなく、ご自身の大事な財産を思いやって下さい。
2014.8.8 中舎重之
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この回答の相談
現在築9年で、そろそろ外壁のリフォームをしたいと考えています。(千葉県になります)
一度外壁の検査をしていただいたところ、コーキングのいたみと、サイディングのひび割れ等を指摘されました… [続きを読む]
ろんたさん (千葉県/44歳/男性)
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