怒りは、悲しみの感情が発酵したものと言います
デンゼル様 初めまして堀江健一と申します。
私も家内から、イライラをぶつけられてしまう事が日常茶飯事で、ストレスになります。
なかなか喧嘩はしたくないものですよね。
最初はただ、グッと堪えていたものですが、もうこちらも言い返すようになりましたが、それでもストレスはお互い溜まりますし、繰り返されてしまうものです。
ですが、喧嘩の最中は本気で「別れたい。もう別れるしかない!」と思ったりしますが、私も言いたい事をその時は言うようにしたら、あまり何日も引きずらなくて済むようになったように思います。家内から「言いすぎた。ゴメン」とも言ってくれるようになりました。
言いたい事を言う、にしてもその内容は気をつけないと、本当に取り返しがつかなくなる場合もあることでしょう。
「怒り」の感情は、「悲しみ」が発酵したものと言います。
長年蓄積された何か「悲しい」気持ちが、心の底の方で堆積し、それが発酵する様に変化して、「怒り」として表現されてしまうことを指しています。
どのような悲しみか?
それはお相手の方により様々でしょうが、例えば、その方のお父様との関係において、「もっとお父さんの愛情が欲しい!」と切望していたにも関わらず、それを得ることがなかなか出来なかった、と言う様な背景があった場合、「お父さんは私を愛してくれていないんだ」と言う「悲しみ」が、「なんで愛してくれないのよ!なんで私の言う事きいて聞いてくれないのよ!」と言う「怒り」に発酵してしまっているようなことが考えられます。
つまりお相手の方の「怒り」はデンゼル様に向けられているようで、実はお父さんに対する怒りだったりするのかも知れません。
そうした事を念頭において相手のセリフをデンゼル様も聞いていると、少し見方が違ってくるのではないでしょうか?
またデンゼル様ご自身も、相手のセリフのどういった部分に腹が立つのか、ご自分で分析されてみるのも良いかも知れません。
「男性の甲斐性」を否定されたように思われるのか?
「人間性」を否定されたように感じるところに腹が立つのか?
「自分が思ってもいないようなことを、あなたはどうせこう思っているんでしょ!」みたいに責められてしまわれているのか?
それによってデンゼル様も無意識的に持っている「悲しみ」の様なものが浮き彫りになり、将来的にご自分を見直すきっかけになるかも知れません。
抽象的ではわかりにくいと思いますが、例えば「自分が思っている事を、素直に伝えても、誰もわかってくれなかったなぁ。いつの間にかそれを口に出す事もなくなっていたなぁ」とか、そうした感情です。
言葉や、喧嘩の引き金になっているのは、大抵ほんの表面的なことだけで、深い部分にある「想い」は隠されたままであることが多く、その表面だけを言い合っていては、なかなか根本的な解決には至らない場合もございます。
大変エネルギーが必要な作業ですが、そのエネルギーを「私に使ってくれる気があるの?」という、女性からの問いかけであるのかも知れません。
このお応えが、少しでもお役に立てれば幸いと思います。
回答専門家
- 堀江 健一
- ( 東京都 / 恋愛アドバイザー )
- カウンセリングルーム エンパシィ 代表責任者
何より優しく共感を持って、あなたの味方になります
2021年公認心理師(国家資格)取得13年間で1万人以上の相談実績を基に、深く人を理解し心のもつれた糸を解きほぐします。恋愛が出来ない、自己否定感、人と接するのが怖い、夫婦間の亀裂など、人間関係全般、アスペルガーの方の社会適応などのご相談。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
付き合って10ヵ月の女性がいます。
私は41才の独身男性。彼女は40才の独身女性です。
やはり人は 付き合いに慣れてくると仕方ないのでしょうが、素が出ますよね。
彼女は、最初は私にイライラしたり、怒りっぽ… [続きを読む]
デンゼルさん (千葉県/41歳/男性)
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A