対象:住宅設計・構造
上村 美智夫
建築家
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床面積に算入されない小屋裏(天井裏)物置(ロフト)につて
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はじめまして、PAO建築設計の上村です。
小屋裏(天井裏)物置の規定は、その水平投影面積が、その存する部分の床面積の1/2未満で、最高の内法高さが1.4m以下の場合は、その当該部分は床面積に算入しないと同時に階としても取り扱わないとあります。
また、小屋裏物置の換気窓は小屋裏の面積の1/20以下が目安のようでが、念のため各行政庁に確認してください。
なお、2階部分から出入り(ロフトの横入れ)も認めている行政庁も多いようですし、原則、小屋裏を利用する場合は固定階段を設置できませんが、これも各行政庁ごとに解釈が異なるケースがあるようですので、合わせて確認しておいた方が良いでしょう。
屋根形状については、陸屋根を特に不可とはしていませんので、問題は無いとは思いますが、これも念のため各行政庁に確認した方が安心かも知れません。
勾配屋根の傾斜角度の規定はありません。
画像の説明
■国分寺の家
高断熱高気密仕様の住宅で、特に省エネ効果が大きく、あくまでも目安ですが、住宅内での消費エネルギーを約1/3程度に減らせる効果があると言われています。併せて防音性も高く、外部からの騒音を抑える効果があり、室内はとても静かです。
また、住宅内の温度差が少なく、高齢者のヒートショックの軽減にも効果があります。
天井の高い2階リビングのハイサイド窓を開くことで、夏季の熱気が排出され、自然の力を活用して通風・換気が促進されます。
住宅内で1階と2階に分かれた二世帯住宅となっています。
詳細は、http://www2.gol.com/users/paoarchi/asa_jirei-1.html をご覧ください。
以上、少しでも参考になれば幸いです。
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上村 美智夫 / Michio Kamimura
PAO建築設計
http://www2.gol.com/users/paoarchi/ E-mail paoarchi@gol.com
評価・お礼
shtte さん
2014/07/29 23:13
大変参考になりました。
世田谷区では固定階段を認めていますが、当初屋上ベランダにしようと思っていた平屋部分の上を小屋根裏部屋にすれば使い勝手が格段に良くなるのでこだわっているところです。
ダメもとで区役所に聞きにいくこととします。ありがとうございました。
上村 美智夫
2014/07/30 12:47
返信ありがとうございます。
担当の行政庁により判断が異なることがあるようですので、不安なところは念の為確認した方が良いと思います。
手前味噌のような感もありますが、役所との交渉術のようなものもあるかも知れないと感じました。あまり不明な事やうまく解決できないことが多いようでしたら、建築の設計事務所等の専門家に相談してみては如何でしょうか。
様々な提案が期待できると思います。
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上村 美智夫 / Michio Kamimura
PAO建築設計
http://www2.gol.com/users/paoarchi/ E-mail paoarchi@gol.com
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shtteさん (東京都/71歳/男性)
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