対象:リフォーム・増改築
上村 美智夫
建築家
-
計画する建物と既存建物との位置関係、大きさ等の確認方法
はじめまして、PAO建築設計の上村です。
今後の為にも、少し説明しておきます。
新たに造る建物(倉庫)と既存の住宅との位置関係(どのくらい倉庫が接近して建つか)は、配置図という図面で示されます。地中になり見えなくなるコンクリートの基礎などや、屋根の出(先端)のライン等は点線で示され、既存の住宅との離れは問題ないか、これで確認します。
次に、倉庫を建てる場所に、倉庫と同じ大きさ(倉庫の外形)に地面にロープを張り、現地で実際に倉庫の大きさや、既存住宅との位置関係等を確認します。
この作業のことを地縄検査と呼びます。この時見る地縄で示された、建物の形(平面)は、目の錯覚でしょうか実際よりは小さく感じられことがあります。私も不思議に思い、メジャーで寸法を測りますが正確です。
建物の高さは、立面図、断面図等で示されます。
この時、既存の住宅と接近して建つのであれば、両者の関係が分かるように、例えばその住宅の大まかな形(大きさ)を点線等で記入しておくと、大きさの違い等が分かりやすくなります。
以上のことを現在お手元にある図面で確認してみては如何でしょうか。
お尋ねのような問題は、双方のコミュニケーション(意思疎通)がうまくできていなかった為に起こると思われます。
まだ改善策はあるかも知れません。質問者様の思いを丁寧に施工者の方に伝えてみては如何でしょうか。
私は建て主側の建築的な理解・把握の程度に合わせて、計画の内容を建て主に説明するよう施工者は努力する必要があると思います。
臆することなく、不都合と感じている事を施工者に丁寧に伝えてみては如何でしょうか。
この事は将来後悔しない為にも良いのではないでしょうか。
以上、少しでも参考になれば幸いです。
個別に直接聞いてみたいことがあれば、「この専門家に相談する」ボタンをクリックして、お尋ねください。相談は無料です。
上村 美智夫 / Michio Kamimura
PAO建築設計
http://www2.gol.com/users/paoarchi/ E-mail paoarchi@gol.com
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A