不安を軽減するために、精神科受診も考慮しましょう

Jiyuriさん、はじめまして、心理カウンセラーの門松と申します。よろしくお願いいたします。

ご相談内容拝見いたしました。
次の検査でがんが見つかることを考えると、不安で動悸が強くなり落ち着かなく泣きそうになってしまうのですね。さらに、受診されるまでは不安は取れず、その後も不安が絶えないと思っていらっしゃる。

また、次に受ける病院受診以外でも、以前から死に対する恐怖感を強くお持ちなのですね。私は「がんサバイバー（がん体験者）」なので、Jiyuriさんの不安なお気持ちがとても強く伝わってきますし、よく理解できます。

Jiyuriさんが次の検査でよい結果がでることを願って止みません。

一方、宣告されたときのことや、その他の不安へのお答えしなければなりません。確かに、がんの宣告はとても辛く、目の前が真っ暗になります。死への恐怖も、ますます強くなります。このまま手遅れで死んでしまうのか？治療は成功しても、再発や転移がいつか起きてしまうのか？などなど、頭の中でいろいろな思いや強い不安が駆け巡ります。

Jiyuriさんの強い不安は、常に死を意識されているところから来ているようですね。死は経験することのできない唯一の人生体験です。ですから、死に対する想像がつかないので恐怖感が伴うのは当然です。同様に、がんを宣告されたときも現実をすぐに受け入れることは難しいと思われ、この問題をクリアするには相当期間の相談と回答のやり取りが必要だと考えます。

さらに、ご相談文から拝察いたしますと、不安に伴い動悸が強く出たり、死への恐怖は不安神経症的な印象を受けますので（私は医師ではないのでこれ以上のことは申し上げられません）、がん検査前か並行して精神科を受診されることも考えてください。がん検査がよい結果であっても、精神科受診は今後の不安や動悸、漠然とした死への恐怖を緩和してくれる可能性は大きいと考えられます。

本来、今回のようなご相談は直接お会いしてお話を伺うことが必要で、不安を和らげるための受け止めをしなければならないのですが、私のがんサバイバーの経験も交え、さらに不安や動悸を抑える現実的な方法を、お伝えしたいという強い思いで、メールで回答させていただきました。

くれぐれもお大事にしてください。ご相談ありがとうございました。

なお、私の解釈がJiyuriさんのご相談主旨と違っているようでしたら、遠慮なくご指摘ください。