仲介手数料の支払い義務と仲介手数料について。

はじめまして。
不動産コンサルティング会社、アドキャストの藤森と申します。


仲介手数料の支払い義務と仲介手数料についてのご質問として、それぞれに分けて回答させていただきます。

■支払い義務について

文面から判断するに、
ハウスメーカーさんが連れてきたもうひとりの方（＝不動産仲介業者）が、きりか様と、買主様との間に入り、土地の売買契約の媒介業務を行う段取りとなっていると思慮されます。

図で表すと

●きりか様⇔不動産仲介業者（宅地建物取引業者）⇔買主様－ハウスメーカー

このような関係になるかと思います。

この場合、きりか様は仲介業者への仲介手数料の支払い義務が発生します。
（※もちろん、仲介業者と媒介契約を結んだ上で。また、土地の売買契約が成立することが前提です。）

なお、レアケースではありますが、きりか様が買主様と直接に土地の売買契約を結べば、仲介は入りませんので、仲介手数料の発生はありません。
※ここでは、現実的ではありませんので、割愛させていただきます。


■仲介手数料について

仲介手数料は宅地建物取引業法で、その売買価格により、上限が定められております。

・２００万円以下の部分⇒５．４０％以内の額
・２００万円を超え４００万円以下の部分⇒４．３２％以内の額
・４００万円を超える部分⇒３．２４％以内の額

なお、取引価格が４００万円を超える場合には下記の速算式で仲介手数料の上限を出すことができます。

＜速算式：（売買価格×３％＋６万円）×消費税＞

たとえば、売買価格が１，０００万円の場合、
（１， ０００万円×３％＋６万円）×８％（現時点）＝３８８，８００円
となります。ご参考まで。

ただし、これはあくまで
上限額であり、実際に支払う媒介手数料は、その範囲内で、仲介業者との話合いで決めることになります。
（媒介契約締結のときに手数料を決定します。）

　
以上、ご参考になりましたでしょうか。

アドキャスト:http://ad-cast.co.jp/　 藤森哲也