対象:新築工事・施工
中舎 重之
建築家
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木造住宅での平屋根にいて
2014/06/09 15:01
屋根の働きを心を鎮めて考えて下さい。建物に屋根があるのは雨水を素早く建物から排除するのが目的です。勾配を緩くする事は雨水にいつまでも屋根の上に居て良いですよとメッセージを出している事なります。
屋根材がガリバリウムと言えども金属の敵である錆を呼び込む為の時間を沢山提供している事になります。
最後に断熱の話です。お客様も設計事務所も工務店も、皆様は断熱材に頼りすぎです。
断熱の基本は空気のボリュウムが大きい程良いのです。其の空気そのものが断熱効果があります。グラスウール・ロックウールも素材ではなく空気の容量です。瓦葺きの屋根は瓦のために屋根勾配が高く空気の容量も自然に大きくなり、それで断熱されています。
勾配が緩い場合は、軒裏に吸気口を付けて棟の高い所に排気口を設けます。
早い話が冷たい空気を下から入れて暖まった空気を上から吐き出す方式を取ります。それが断熱になると言うお話です。
以上です。 2014.6.9 中舎重之
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