犬が食事を守って唸るということに対する対処の方法
犬が食べ物を守って唸るという行動に対する対処に関しては、誤解をされている方が多いようです。
犬が食べ物を守って攻撃性や警戒心を抱かないようにするために、子犬の頃から食事中に触ったり、食器に手を入れたり、食器を取り上げたりということををしている方が多いのですが、柴犬やボーダーコリーのような警戒心の強い犬の場合は、逆に警戒心を強くしてしまうことあります。
人が食事中に近づいたら、おいしい物を追加するために来ているのだと感じるまで、根気よく続けてください。タイミングや距離、対応の仕方で上手く行かない場合は、専門家に相談した方が良いでしょう。唸ったら、叱ったり、押さえつけたりすると、警戒心を強くするので逆効果だと思います。
人が近づいたら、何をくれるのかな?と犬が顔を上げるまで、続けることが必要です。
食事を守る行動と人と犬との信頼関係はあまり関係がないように感じます。どんなに好きな恋人でも、後で食べようと楽しみにしていたプリンを無断で食べられたら、100年の恋も冷めてしまいます。このようなことで築いてきた犬との信頼関係を壊してしまうことのないようにしてください。
回答専門家
- 千田 純子
- ( 千葉県 / 獣医 )
- ペット行動コンサルタントSENDA
科学的な理論を基に人と動物が共生できる方法を提案します。
ペットの犬や猫の問題行動の予防や改善のためのコンサルテーションや個人トレーニング、グループトレーニングを行っています。当しつけ教室の卒業生には、老人福祉施設や病院、緩和ケア病棟でセラピー犬として活躍しているワンちゃん達もいます。
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この回答の相談
生後10ヶ月になるボーダーコリーを飼っています。
普段は私が近づくだけで尻尾を振って喜び、フセやマテなどのコマンドもちゃんときいていますし、一緒に遊んでやるととても喜んでいるように見えます。
お腹… [続きを読む]
木春さん (東京都/31歳/男性)
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