対象:新築工事・施工
日比生 寛史
建築家
-
建築可能な面積
- (
- 5.0
- )
はじめまして、日比生寛史建築計画研究所の日比生と申します。
以下、ご質問に対する回答です。
建蔽率が60%となっておりますので、最大の建築面積(建物を上から見た形の面積)は24坪となります。ただし、二面の道路に面する角地であれば、10%の割り増しがあり70%になりますので、28坪です。
延床面積(各フロアの床面積の合計)は、容積率が300%とありますが、道路幅員により制限があり、5.5mに係数0.4(住居系の用途地域)をかけた数値との小さい方になりますので、220%になります。
従いまして、最大の延床面積は88坪になります。
参考までに、単純に建築面積を最大に取った場合は3階建て程度まで建てられ、もし、4階建てとしたい場合は、建築面積を55%(22坪)までに抑える必要があります。
ただし、道路斜線制限、高度斜線や日影規制という制約によっては、高さが抑えられ、結果的に容積率一杯に確保出来ない場合もあります。
その他気を付けることは、当該敷地に各自治体による条例等があるかどうかです。
あくまでも頂いた情報の中での回答になりますので、詳細を調べてどの程度のボリュームが建築かのうかを確認されたいようでしたら、改めましてご連絡頂ければ対応は可能です。
参考になれば幸いです。以上、よろしくお願い致します。
評価・お礼
たんたんめん さん
2014/05/24 11:29
日比生様
とても早い回答をありがとうございました。
震災復興やオリンピックで建築費が高騰しているという噂も聞きますので、今が建てるタイミングなのか迷うところですが・・・。
また、何かのご縁があればよろしくお願いいたします。
日比生 寛史
2014/05/24 19:36
たんたんめん様
ご連絡ありがとうございます。
住宅や集合住宅を始め、いくつか設計が進行中ですが、仰る通り、震災復興やアベノミクスの影響とオリンピックで資材、工賃共にコストが高騰してきています。
想定していた見積りよりも2〜3割高かったり、仮に工事契約は出来るけども工事着工の目処がたてられないなどという意見が建設会社より寄せられます。
特にコンクリート造が職人不足と相まって高騰して来ています。これも今まで職人不足の対策をしてこなかったツケが回ってきたように思います。
ただ今後、オリンピックを迎えるまでは、コストが落ち着いてくるということは非常に考えづらく、ますますコストアップしていくと容易に想像できますので、まだここ数年が良い方だと思います。
もし、数年のうちに計画をお考えであれば、早い方が良いとは思います。
ご興味がありましたらいつでもご相談下さい。
長文で失礼致します。
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この回答の相談
都内で小さな会社を営んでいます。
自社ビル所有を目標に中古ビルや土地を物色しているのですが、気になる土地がありましてのご相談です。
ちょっと大雑把な質問かもしれませ… [続きを読む]
たんたんめんさん (東京都/47歳/男性)
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