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対象:住宅資金・住宅ローン

大石 泉

大石 泉
ファイナンシャルプランナー

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低い変動金利タイプか、上昇しない固定金利タイプか

2006/08/02 17:40

変動金利か固定金利か、住宅ローンの選択は難しいですね。

まず、「フラット35」についてですが、中古住宅にも融資可能です。住宅の条件など詳細は金融機関でご確認ください。

さて、住宅ローンの借入ですが、毎月の返済可能額を定め、その範囲内で資金プランを立てることはとても良い方法です。諸費用分を頭金で準備し、フラット35などの全期間固定金利型で組むと、1800万円・35年元利均等返済・金利3.248%(フラット35の8月度平均金利)の場合、毎月返済額は71,788円となります。

一方、変動金利1.375%(金利優遇あり)で借入2000万円、35年元利均等返済の場合、毎月返済額は60,019円。諸費用分を見込んでも月と光さんの試算どおり予算の範囲内です。

金利の上昇は不安です。ですが、いつ、どれくらい上昇するのかはわかりません。現在の変動タイプの低い金利はとても魅力的。逆に、高めの金利で固定してしまうこともリスクを伴うのです。

金利の上昇リスクをヘッジする方法のひとつに、借入期間を短くする方法がありますが、例えば、借入1800万円で、25年返済で組んだとしましょう。金利1.375%の場合、毎月返済額は70,936円。先の全期間固定の35年返済の例と比べてください。ほぼ同額の毎月返済額で期間を10年も短くすることができます。金利と期間は使いようですね。

ただし、月と光さんの家計が、生活費等の増加などで、将来的に毎月返済可能額の増額を見込めず、現在の返済可能額の水準を維持したい、ということであれば、やはり毎月返済額を固定してしまう方が安心かもしれませんね。その場合は、少しでも頭金を多くし返済可能額の範囲内でプランニング。同時に、1年でも2年でも返済期間を短く組むことと、途中の繰上げ返済なども考慮し、支払利息の総額を少なくすることに努めてください。

以上です。ご参考にしていただければ幸いです。

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この回答の相談

変動金利

マネー 住宅資金・住宅ローン 2006/07/24 03:06

現在中古物件を探しており先日物件価格が1880万の物件を気に入り検討中なのですが、諸費用等入れると35年の2000万くらいの借り入れになるかと思います・・・頭金として諸費用分程度は支払う予定もありますが毎月の支払額を6… [続きを読む]

月と光さん (大阪府/28歳/女性)

このQ&Aの回答

中古住宅の購入方法と住宅ローン 伊藤 誠(ファイナンシャルプランナー) 2006/07/25 13:37

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