痛みの意味

ご質問ありがとうございます。

武道をされているから痛みには鈍感という捉え方は適切ではありません。打撲などの衝撃痛に対して強いというなら理解できます。それは鍛錬の賜物です。

ところが、体の内部の反応というのは、鍛錬というより、正しい健康管理に左右されます。背中や腰が痛いというのは、健康状態が少し傾いているために、体が教えているシグナルです。人間にシグナルとしての痛みがなかったら、突然、人が倒れて死ぬという現象が至る所で起こるでしょう。痛みは実に有難いものだと感謝すべき
です。

今回の痛みはあくまで、現在の健康状態のシグナルと理解すべきです。病院の検査で何も異常がないというレベルではなく、睡眠中にきちんとリセットされていない反応と受け止めたらよいと思います。
この類いの痛みは、過労、睡眠不足などが温床になって、寝冷え、お腹の冷えなどが切っ掛けで起こるものです。

痛みの見極め方ですが、「筋肉痛」と「骨とか筋肉とかじん帯などを傷めた結果の痛み」はいわば体が修復されるために表れている痛みですが、「原因は特定できない痛み」については、先に説明しましたように、目に見えないところの弱さの表れですので、手当ての方法が異なります。

鍼灸治療は、体の健康状態を正すのに最適な治療方法です。私でよろしければ十分お役に立つことは可能です。

どうぞお大事にしてください。


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鍼　覚王院　シャローム治療室
　　　　　　　　 院長　　滝山　博行
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