対象:リフォーム・増改築
島崎 義治
建築家
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柱や梁を生かしながら、空間全体を素敵に発想で。
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柱や梁の木構造を生かした生活、いいと思います。特に平屋の場合、身近に木構造を感じられるのでとてもいいと思います。
暖房に気をつける必要があります。壁や床の断熱性をあげること、できるだけ低い部分にエアコンを設置するか、床暖房を併設すること、天井上部に溜まった暖気をファンとダクト使って循環させること、など、一般的なやり方で十分対応できます。居住性の高い素敵な空間になりますよ。
むしろ、採光のためのトップライトは注意をするべきかもしれません。また、照明計画が重要になってくると思いますので十分検討してください。柱や梁を生かしながら、空間全体を素敵にするという発想が不可欠です。
屋根材はもちろん瓦がいいと思いますが、重量が問題ないかどうかチェックする必要がありますね。ただ、平屋ですので柱にかかる重量も少なく、また昔の住宅なので柱が太い可能性もありますので検討されたらよいと思います。鋼板屋根は断熱や雨音など遮音が気になりますので、今の屋根の下地の上に通気層を設けたうえで屋根を葺いてはいかがでしょうか。断熱にも遮音にも効果があると思います。予算があれば、鋼板ではなく、耐久性のある屋根にしておきたいところです。
いいお住まいになりそうですね。わからないことがあれば、ご遠慮なく相談ください。
ぜひがんばってください。
島崎義治
/株式会社島崎義治建築設計事務所
2012年、13年グッドデザイン賞を受賞しました
http://architect-studio.com Email:info@architect-studio.com
評価・お礼
きゅー さん
2014/04/16 21:20
簡潔かつ明瞭なご回答ありがとうございました。
採光は吹き抜けが実現すれば、天井ではなく壁面の高い位置に明かりとりの窓があれば十分と考えています。
照明計画はまだ全く具体的に考えていませんでしたが、今回そこを同時に決めておく重要性を感じ、参考になりました。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
築50年の平屋をリフォーム予定です。
建物は南北に長く、切妻屋根です。
柱や梁を活かしたく、狭さ対策、採光の面からも吹き抜けにしたいと考えているのですが、暑さや寒さ対策の面でデメリットを目にする… [続きを読む]
きゅーさん (神奈川県/46歳/女性)
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