対象:家計・ライフプラン
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貯蓄目標額の計算方法
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kokomei様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人です。
ご質問の適正な貯蓄目標額ですが、まず、家計が赤字に転落する要因から考えてみてはいかがでしょうか。
人生の三大資金は、「住宅」「教育」「老後」の資金です。
例えば、収入に対して、ローン返済や教育費の負担が重い、支出に対して、年金収入が少ない、といったことが、家計が赤字に転落する主な要因です。
一方、夫婦共働きでお子さんがまだの時期が、最もお金が貯まります。
この時期から計画的な貯蓄を実践しておけば、将来の赤字分をカバーできます。
さてそこで、具体的にどう計算するかですが、本来は、キャッシュフロー表(CF表)を作成した方がよいです。
CF表とは、人生の資金繰り表のことです。
あと、簡単なのは、人生の三大資金から逆算する方法です。
例えば、65歳の定年退職後に住宅資金、老後資金で、5000万円の準備が必要と仮定します。
この場合、現時点の1000万円から残りの4000万円を65歳までの27年間で貯めることになります。
(退職金は考慮せず)
貯蓄目標額を計算すると、年平均で約148万円、月々約12.4万円 です。
ただし、教育費がかさむ時期は、月々の貯蓄が難しくなるので、今から余裕を持って貯蓄しておいた方がよいかもしれません。
あとは、運用利回りを考慮した場合です。
仮に、上記前提で、年3%の運用利回りが得られると仮定した場合は、月々約5.7万円 の貯蓄で到達できる計算です。
年5%の運用利回りなら、月々約2.0万円 です。
(税金、手数料を考慮せず)
日本の高度成長期には、年5%の利息が付く銀行預金等もありましたので、その時代の前提であれば、ある意味、1000万円+月々約2万円の貯蓄で5000万円に到達できたわけですね。
今は厳しい時代なので、貯蓄、運用には、努力と工夫が必要です。
ひとつのヒントは、今、高度成長期にある国や地域に投資することです。
もちろん、前提条件はいろいろと変えてみてください。
運用利回りを考慮した貯蓄目標額の計算は、エクセルのPMT関数でも出せます。
ご参考にしてください。
評価・お礼
kokomei さん
2014/03/16 10:26
森本様
この度はご回答ありがとうございます。
定年退職時までの貯蓄、運用についてご教示頂きありがとうございます。
通常貯蓄でもがんばれそうな額ですが、
運用についても勉強をしていきたいと思います。
夫も私もあまり投資に向いている性格とは言えないため、手堅い長期運用のものから考えていこうと思っています。
キャッシュフロー表は過去作成したことがあるのですが、
住宅、教育については試算しがたい事情もありなかなか難しいですね…
大きく環境が変化したタイミングで試算し直す必要性を感じています。
アドバイス参考にさせて頂きます。
改めて御礼申し上げます。
回答専門家
- 森本 直人
- ( 東京都 / ファイナンシャルプランナー )
- 森本FP事務所 代表
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。
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この回答の相談
生活環境の変化により、適正な家計管理がわからず悩んでいます。
よろしくお願い致します。
夫 38歳(メーカー営業職)
妻(私) 31歳(扶養内事務派遣)
子供なし
持家な… [続きを読む]
kokomeiさん (長崎県/31歳/女性)
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