対象:住宅・不動産トラブル
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金銭の返還をしない業者について
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はじめまして、不動産コンサルティング会社、アドキャストの藤森と申します。
ご質問いただきました件ですが、質問内容から受ける売主業者の印象が非常に
良くないです。
まず、契約前でも申込金を取る業者が現在でも見受けますが、こういった申込金は、
問題なく契約と進めば売買代金に含まれ、契約に至らない場合は、無条件で全額返金
されるもので、金額としては10万円前後が多いです。
今回の290万という金額は申込金にしては大き過ぎますし、本来なら契約時に支払う
「手付金」としての金銭を、申込金など名目を変えて契約前に授受したのだと思われますが、
それだけの金額のやり取りを契約も締結していない状況で行うのは常識的ではありません。
また、julian様が契約の見送りをしてから即時返金がないことも良くありません。
確かに、組織である以上、決済までの手続きに時間が掛かることもあると思いますが、
キャンセルから2週間以上経って、返金の期日も明示できない対応は問題があります。
そして、「申込金の受領書も返却させられました」とありましたが、金銭の返金がない
段階でこの書面を回収することも、非常識な仕事かと思います。
不安視する状況としましては、
・契約のキャンセルを売主業者の担当者が報告しておらず、手続きが進んでいない。
・会社自体の経営状態が悪く、契約前でも買主を説得して手付金等の大きな金銭を
請求し、既に使ってしまって返金する算段ができていない。
・営業スタイルが解約をさせない為に先に大きな金額(手付金相当額)を請求したり、
返金せずに粘ったり、誤魔化しながら契約手続きを先送りしたりと、悪質な営業展開
を行っている。
などの状況があるかもしれません。
単に手続きが遅いだけなら良いのですが、契約すらしていない段階で290万もの
金銭をもらっておいて、キャンセル後返金していないにも係わらず受領証を回収して
いる常識の無さから、早めの対応が必要ではないかと感じます。
不動産取引のトラブル時の相談先として、東京都でしたら住宅政策推進部不動産業課
03-5320-5071 や、仲介業者が加入する団体(不動産保証協会・全国宅地建物取引業
保証協会)があれば、そういった協会も相談にのってくれると思いますので、詳しい状況
を説明して相談してみては如何でしょう。
注意点としましては、売主業者が悪質であった場合、金銭の授受はなかったと言い張ったり、
返金前に倒産や夜逃げ、破産申し立て等を行うおそれもあります。
ちなみに、質問には「290万円を振込するように言われました」とございますが、
振込み用紙はお手元にございますでしょうか?
申込金の受領書を返してしまって手元にない以上、julian様が290万円支払っている
ことが証明できない状況になると、相手方の対応次第では、返金までに面倒な交渉や
立証が必要になってしまう可能性があります。
上記でお話しました相談先へ話を持ち込む前に、まずは、契約前に金員の授受があった旨の
確認・証明することができる言質の録音や、書面等を取得するなど、相手方が言い逃れ
できない証拠(julian様債権・売主の債務を立証できるもの)を集める等、動く順序が
重要になってくると思われます。
以上、ご参考になりましたでしょうか。
アドキャスト:http://ad-cast.co.jp/ 藤森哲也
評価・お礼
julian さん
2014/02/11 19:35
藤森 様
ご回答ありがとうございます。
急に心配になってきました、振込はネットバンキングを利用しましたので
振込は、証明できます。
最悪、10万円の分は仕方ないとしても、290万円は返金してほしいです。
回答専門家
- 藤森 哲也
- ( 不動産コンサルタント )
- 株式会社アドキャスト 代表取締役
将来必要なお金を把握せずに、家を買うのって怖くないですか?
売ってしまえば終わり・・・になりがちな不動産業界の現状に疑問を抱き、不動産購入には欠かせないお金の勉強をスタート。FP資格を取得。住宅購入に向けての資金計画、購入後の人生設計までトータルにサポートする「一生涯のパートナー」を目指しています。
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