対象:ペットの医療・健康
スコティッシュフォールドの鼻出血
はじめましてアレス動物医療センターの沖田と申します。
実際は診てみないとなんともとは思うのですが、文面からの想像で書かせていただきます。
参考程度にお考えください。
一般的に猫の鼻出血の場合、歯石や歯根膿瘍から起こる鼻炎に伴い出血というケースや、FVRなどの上部呼吸器感染症が悪化して蓄膿症に至ったケース、鼻腔内の腫瘍などを最初に疑います。
ただこれらの病気は通常高齢の猫に多く見られるもので、若い猫ではあまりないと思います(可能性はもちろん0ではないでしょうが)。
そちらの猫さんがそれに当たるかはわかりませんが、以前鼻出血が止まらなかった若いスコティッシュの子で、CTを撮ったら鼻の軟骨が曲がっていて、これが原因となって出血を繰り返していたというこがいました。
スコティッシュフォールドの場合骨軟骨性形成不全という遺伝的な疾患を持っている子がおり、耳にかぎらず手足や尾などのが曲がり、歩行異常が出る患者さんがいます。
おそらく鼻の骨が曲がっていたこもその疾患の関連で起きたのではないかと思っています(確定はできませんが)。
はたしてそちらの猫さんがその病気に当たるのか、それとも腫瘍や別の疾患なのかはわかりませんが、ここからの診断にはやはりCTなどでの検査が必要なのではないかと思われます。
どの程度そちらの猫さんがCT検査に危険を伴うのかは、実際診察してみないとわかりませんが、試しにこれまでの検査結果を持参し、CTのある動物病院で一度診てもらい(CTを撮るかどうかは別として)、セカンドオピニオンとしての意見を聞いてみても良いのかもしれません。
回答専門家
- 沖田 将人
- ( 富山県 / 獣医 )
- アレス動物医療センター センター長
地域に密着したワンランク上のホームドクターを
アレス(Alles)とはドイツ語で「あらゆること」を意味します。インフォームドコンセントの充実、年中無休、CTスキャナ導入など動物たちの幸せにつながることなら、飼い主様のあらゆる要望にお応えしたい。そんな願いを込めて診療に取り組んでいます。
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この回答の相談
スコティッシュフォールドの女の子
1才8ヶ月です
2回目のワクチンを接種した日にはじめて鼻血を出しました
それ以来くしゃみをして鼻血を出すことが多く
レントゲンや血液… [続きを読む]
祐亜さん (大阪府/29歳/女性)
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