対象:住宅設備
鉄筋コンクリート造マンション
はじめまして
鉄筋コンクリート造(以下RC造)マンションの一般的な造り方は、床・天井・壁(お隣との境界や外部に面している部分)はRC造で、住戸内の間仕切り壁はボードなどで仕切られていることが多いです。
特に床・天井の水平部はフロア1面一体型のコンクリート盤ですので、最上階の天井も間違いなくRC造です。
最上階において普段耳にしない「歩行音」がしたのでしたら、保守点検で担当者が屋上に上がったと考えられます。
屋上への出入口は、非常階段などの天井部にハッチなどがあり、通常は施錠されハシゴや脚立を使用しないと届かない高さにあります。
普段気にしない部分だと思いますので、ご参考まで(^^)
補足
直接再質問頂いた件ですが、
・最上階でも、コンクリートの箱形になっていて、上部か空いてることはない?
一般的なRC造では上部を空けた造り方をしてしまうと構造上も弱くなるなので、大きな開口を設けることはまずありません。
・部屋の中からしか、天井裏に入ることはできない?
細かく申し上げますと住戸内の天井は、コンクリートの天井の下にダクト配管などが通っており、その下に部屋の天井ボードをコンクリートから吊るしている状態なのですが、木造屋根のような高さのある天井裏を設けることはまずございません。
中階であれば、上階の床コンクリートの上にもゲタ状にフロアを上げて床下に配水管を通したりしているので、上階の足音も篭ったような低音になりますが、最上階は屋上が防水や保護コンクリートのみになるのでダイレクトに足音が聞こえたと推測できます。
部屋内に屋上への出入口(ハッチ)を設けてしまうと、防水上弱い部分ですので雨漏りの恐れがあるため、本文で記したように屋内階段部の天井や屋上まで上がれる階段などが設置されているのが殆どです。
他にも同じように悩まれておられる方にも分かるよう、補足として挙げました(^^)
回答専門家
- 齋藤 進一
- ( 埼玉県 / 建築家 )
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
賃貸マンションの最上階に住んでます。以前に何かのサイトで、マンション一部屋一部屋は、コンクリートで囲まれてるような構造と書いてあったのを読みました。天井裏辺りから、コツコツと物音が… [続きを読む]
きのぴさん (兵庫県/41歳/男性)
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