対象:一般歯科・歯の治療
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手袋(グローブ)は術者(医師)を守るためのものです。
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こんにちは。つくばオーラルケアクリニックの飯田です。
今どきは確かにグローブしない歯科医師や外科医はあまりいないとは思いますが、原則的にはグローブは私たちを感染から守るものであって、患者さんを守るためのものでありません。
私は40歳ですが、今の40代、50代の医師、歯科医師は、学生時代の病院実習などでもグローブをするのが当たり前で、それで慣れてしまっているため、グローブしないで処置を行うことはまずないのでは・・・と思います。余談になりますが、口の中を触る処置をする際にグローブをしないことはありませんが、診査時や患者さんとお話しする際には、グローブは外しています。まだ処置に入る前にグローブをしていなかったら、神経質な患者さんから「手袋をしてください!!(怒)」ってキレられたことがございます(笑)。
ちなみにご年配の高名な外科医の先生や歯科医師の中には、繊細な治療を行う上で手先の感覚を大切にするために、あえてグローブを使わない先生方も実際におられます。私は恐くて真似できませんが。。
感染防御の観点からご説明すると、HIVなどと比べて感染力の強いとされる肝炎ウイルスなどでも、石鹸でよく手洗いを行えばきれいに洗い流せるとされています。ただし、よく洗い流す必要がありますので、あまりよく洗っていなければ感染のリスクがあるかもしれません。
ついでに申し上げれば、今ではどこでも置いてある刷り込み式の手指の消毒薬(エタノールなどを主体としたもの)などはバイ菌はともかく、肝炎ウイルスのような強いウイルスには無効ですから、よく石鹸をつけて揉み手洗いすることが大切です。
また、グローブを患者さんごとに取り換えていても、グローブを着けたまま触る器械や操作パネル、ライトや吸引管の取っ手などはアルコール消毒では不十分ですから、当院では写真のような使い捨てフィルムを貼り、患者さんごとに取り換えています。正直なところ、器具の消毒・滅菌はしていても、医療用のフィルムカバーを使っている歯科医院はほとんどありません。大変重要な問題でありながら、完璧に感染対策を講じようと思ってもコストや手間の問題もあり、すべての歯科医院で十分な対策がとれていないのが現状だと思います。
評価・お礼
gymnopedie さん
2013/11/09 13:48
ありがとうございます。
自分としては、他のかたの処置をしたままの手が、自分の口の中に入る事が耐え難かったです。
歯科医師さん自身の感染予防なんですね。
他の患者への感染予防としてもやはり手袋をしていただきたいです。
写真で見せていてだいたくらい、衛生面で取り組まれている所はみたことがありません。
このくらい衛生面で気を使っている事がわかると、安心して通うことができるのですが…
回答専門家
- 飯田 裕
- ( 茨城県 / 歯科医師 )
- つくばオーラルケアクリニック 開設管理者/院長
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インプラント治療では、患者さんの身体的負担を軽くするため、シンプルな治療法の採用、短時間でダメージの少ない手術を実践しています。完全予約制による丁寧な診療と、近隣医療機関との緊密な連携、充実した検査体制で安全性の高い医療を提供します。
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