対象:心の病気・カウンセリング
早期の治療をおすすめします
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だいすけさんはじめまして。
フィールマインドカウンセラーの小日向るり子です。
私は医師ではないので、憶測でも病名をつけたり診断をすることはできませんが、だいすけさんが「初期のうつ状態」であることは確かだと思われます(ちなみに「うつ状態」と「うつ病」は異なります)。「状態」はその名の通り「そうである状態」ということです)。
鬱という状態は、ストレスだけが引き起こすのではなく、気質的なものに環境や状況が加わって発症するというのが現在の定説です。
6人に1人が一生のうちに一度は鬱状態になると言われている現在ですので、それほど重く考える必要はありません。それを理由に欠勤したり早退することがないのでしたら軽症です。
どうか、今のうちに心療内科か精神科を受診されてください。
今でしたら軽い安定剤を飲めば出勤前の症状は落ち着くと思います。
症状が落ち着いたら仕事中は業務に没頭でき、そのうち「あ、薬飲まなかったけど大丈夫だった」というところですぐにまた日常に戻ることができます。
これが、自分の努力とか気力でなんとかしようとすると、「あ、また気分悪い」「今日もなったらどうしよう」という、いわゆる予期不安が強くなり、症状が悪化します。悪化して社会に出ること自体をいったんリタイアしてしまうと、復帰までにはその3倍の時間がかかるといわれています。
また、夜の仕事というのは生物本来の生体リズムと反したことをしているため、太陽の光を浴びると放出されるメラトニンが生成されず、鬱症状を起こしやすいのです。
鬱も初期の対処が肝心です。
今の状態を精神論で何とかしようとしてもがくより、きちんと受診して薬で症状を抑えて日常生活を送り続けることが大切です。
東京でしたら多くの精神科・心療内科クリニックがあると思いますので通いやすいところを早期に受診してください。
また何かありましたらご相談くださいね。
評価・お礼
だいすけ919 さん
2013/10/07 12:14
ご回答頂きありがとうございます。
鬱状態を引き起こしやすいとは知りませんでした。また、鬱だった場合、病院に伺って薬を処方して頂き飲み続ける結果になることに抵抗があったのですが、そんなに抵抗を感じるようなものではないということや、逆に放置すると悪化するだけ、というのは、間違った思い込みをしていたのでとてもびっくりというか参考になりました。
おかげさまで、一歩踏み出せそうな気がしてきました。まずは軽度の鬱状態である今のうちに、お勧め頂いている通り精神科へ早めに伺ってみるようにします。ご回答ありがとうございました。
小日向 るり子
2013/10/08 16:00
高評価とお礼のコメント、ありがとうございます。
現在の精神科系の薬は、正しく用量を守って服用すれば何も怖がるものではありません。
だいすけさんの場合でしたら軽い安定剤が処方されるくらいだと想定しますよ。
朝型の生活をしよう!と言われるのは、精神衛生上非常に効果があるからです。
朝10分太陽の光を浴びるだけで、脳内からメラトニンという物質が生成されます。
鬱症状は、このメラトニンの不足によって起こることが現在の医学で解明されています。
もし、現在の生活パターンをしばらく続ける必要があるようでしたら、ちょっとしんどいかもしれませんが、お天気がいい日は外に出て、5分でも太陽の光を浴びて軽くストレッチをしたりしてみてください。
お休みでしたらまた2度寝してもよいので。
がっつりと「薬」に頼るという心持ではなく、一時的にお薬の力をかりて、割り切って服用し、日常生活ではなるべく太陽の光を浴びるという生活を心がけてくださいね。
また何かありましたらご相談ください。
回答専門家
- 小日向 るり子
- ( 東京都 / 心理カウンセラー )
- フィールマインド 代表カウンセラー
感情を否定せず、まず寄り添うこと、を理念としています。
会社員時代にボランティアで始めた電話相談員がカウンセラーとしての原点。退職後にカウンセラー資格取得。その後労働局にてハラスメント相談員を経て現職。相談内容を特化せずどんな言葉でも【聴く】ことに焦点をあてたカウンセリングを行っています。
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