対象:お金と資産の運用
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藤 孝憲
ファイナンシャルプランナー
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マンションの購入と資産運用につきまして
ぱんぷきん様、初めまして。
ファイナンシャルプランナー・住宅ローンアドバイザーの藤と申します。
住宅は年代に応じて必要なものが変化するかと思います。退職後のことを考えますと、階段の上り下り、バリアフリー化、店・病院までの通いやすさなど選ぶ基準が今までと異なります。この点、ぱんぷきん様の仰るとおり転居することで変化に対応できるようになります。
では、そのために住宅を購入するかどうかですが、考えなければならないことがたくさんあり、お一人で結論を出すのは難しいかと思いますが、参考までに手順をご紹介させていただきます。
<ポイント1 退職後の必要資金を算出する>
(1)収入の予想をする。
ねんきん定期便でおおまかな年金額がわかります。これに年数(一般的に平均寿命を使用します)をかけて総額を算出します。例えば、年金額が月額23万円でしたら、
23万円×12か月×(89歳―65歳)=6624万円
(2)(1)に退職金やその他準備しているもの(個人年金など)を加える。
例えば、退職金が2000万円だとすると、
6624万円+2000万円=8624万円
(3)支出を予想する。
支出額は退職の前後で変化がありますので想定しにくいかもしれませんが、例えば、月額30万円だとすると、
30万円×12ヵ月×(89歳ー65歳)=8640万円
(4)不足額を算出する。
8640万円-8624万円=16万円(不足額)
上記の例ですと、平均寿命までの不足額が16万円となります。
実際には(1)~(4)の算出に、物価上昇率や退職後の生活(夢や目標)計画・資金計画など様々な項目を盛り込んで、キャッシュフロー表(グラフ)を作成しますので複雑に感じるかもしれませんが、おおざっぱな流れはこのようになります。
<ポイント2 購入の是非を考える>
ポイント1で、退職後の病気や介護などのリスクを盛り込んだ資金計画を立てると、具体的な数値で過不足がわかりますので、住宅を購入するかどうかの判断がしやすくなります。
例えば、不足額が数千万円ある場合は、住宅購入をせず、老人ホームなどの費用にあてると考えるでしょうし、不足額が例の程度でしたら、購入しても問題ないと判断されるかもしれません。
まずは、ポイント1のように、退職後の生活設計を考えながら、資金計画を作成してみてはいかがでしょうか。
<ポイント3 資産運用>
退職後の生活設計をし、住宅購入する場合としない場合を考えると、資産運用をした方が良いか、どのくらいの運用利益が必要かなどわかります。
ぱんぷきん様の場合、ポイント1~3の順にお考えになるとわかりやすいかと思います。
以上、参考にしていただければ幸いです。
なお、FPオフィスベストライフでも対応しておりますので、お困りでしたらお声をおかけください。
FPオフィスベストライフ(トップページ)
http://fp-bestlife.com/
FPオフィスベストライフ(退職後の生活設計)
http://fp-bestlife.com/servicelist/taisyoku/
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この回答の相談
51歳の独身女性です。
預貯金は現在5800万円で、自宅マンションのローンは完済しています。
マンションはエレベーターがありませんし、駅から15分以上歩くので
将来を考えて転居した方がいいのかと考えて… [続きを読む]
ぱんぷきんさん (東京都/51歳/女性)
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