対象:年金・社会保険
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三島木 英雄
ファイナンシャルプランナー
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減税中でも税制メリットはあります
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はなちん様
住宅ローン減税を受けている場合の確定拠出年金(401k)の税制メリットに
ついてご質問との事。
個人型の確定拠出年金は所得税・住民税対策として上手く活用できます。
すでに試算をされている通り、掛金が所得控除の対象になりますので
住宅ローン減税の余り枠との考え方になります。
仮に23,000円/月で加入した場合、年276,000円の所得控除が作れます。
所得控除は所得税・住民税ですが、所得税はすでに消化していると考えますと
276,000円×10%(住民税)の概ね年間27,600円(月額換算:約2,300円)の
住民税節税が期待できます。
また、住宅ローン減税が終了すれば所得税にも寄与しますので
メリットが拡大されますね。
年27,600円程度の節税ですが、個人型確定拠出年金の運営管理費用などは
自身で支払いますのでそのコストも考慮された方が良いでしょう。
安価な運営管理機関で月額478円掛かります(資産残高が50万以上で163円になります)
コストを考慮しても2,300円-478円=1,822円のプラスキャッシュフローが見込めますから
拠出金を仮に定期預金などの無リスク資産に投資したとしても
間接利回りで7.9%程度ですね。
住宅ローン減税などが終了しますと所得税にも波及しますので大体の方が
20%位まで間接リターンを得る事ができます。
当然に60歳まで引き出せないデメリットもありますが、現在の公的年金の先行きから
いっても各個人で用意する必要があると感じています。
また保険料の年末調整ですが、行っておいた方が良いです。
こちらも所得税だけでなく住民税にも影響かがありますので。
今後厳しい、公的年金が予想される中、是非良い運営管理機関とお付き合いをして
頂ければと思います。
補足
ご参考:
確定拠出年金運営管理機関コストランキング
http://www.benefit401k.com/Morningstar/401k-PortabilityGuide/doc/select_03.html
私は当初個人型をSBI証券にてはじめ、現在は自身の会社にて企業型にしております。
評価・お礼
はなちん さん
2013/08/31 19:50
大変わかりやすい解説有難うございます。
自分の考え方で概ね合っているようなので安心致しました。
どの運用会社にするかは、選ぶ商品により変わってくるようなので、検討したいと思います。
三島木 英雄
2013/09/17 13:35
ご評価頂きまして有難うございます。
またご連絡が遅くなりすみませんんでした。
運用会社はコストと使い勝手、ファンドラインナップで選ばれると宜しいかと
思います。ご不明な点がもしありましたら直接ご連絡頂ければ幸いです。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
個人型401kに加入した場合の住宅ローン減税との関係を教えてください。
住宅ローン減税を受けている場合、401kに加入した時に受けられる税制メリットはないのでしょうか… [続きを読む]
はなちんさん (東京都/42歳/男性)
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