対象:企業法務
中井 岳郎
法務コンサルタント
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「額訴訟と言われました」について
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ご質問ありがとうございます。
当方、弁護士ではありませんので、非弁行為に当たらない程度にしかアドバイスできませんが、そもそも少額訴訟は訴額が60万円以下で、審理を1回(訴状に対して答弁書=この答弁書に主張すべき点・反論をすべて書き出す=を提出する)で済ませたい場合に利用できる制度です。また、この訴訟に限っては、資格を持った司法書士が原告代理人に成ることができる制度となっています。
さて、前回のご質問の際には、お答えできなかったのですが、そもそものシステム開発の受託をされる際の成約条件(設計仕様にかかる合意事項)に事実誤認(思い込み)があるように見受けられました。
当方は、弁護士・司法書士ではなく滋賀県に懇意の弁護士を持ちませんので、本件を受任することはできませんが、お知り合いに弁護士さんがいらっしゃれば、事実関係を時系列的に整理し、相手方の要求仕様と貴方の返答、期日に関する認識、見積もり及び受発注条件等をご説明されれば、訴訟は恐るるに足らないことがわかると思います。
一般的に、訴訟は100万円を境にしてメリットデメリットが論じられますが、本件はそもそも相手方が少額訴訟をちらつかせていることから、せいぜい勝っても印紙代と司法書士への報酬程度にしかならないと相手方が考えており、それよりも貴方に対して優位に立ちたいと思っているだけにすぎないと存じます。
したがって、訴訟を起こされることにナーバスにならず、逆に毅然とした態度(心理的に優位に立つ)で反論すべきところは反論していけば、良いのではないかと思います。
もし、お知り合いに弁護士がいなければ、滋賀県の弁護士会か法テラスにご相談され、そこでIT系紛争に強く安価で受任してくれる専門家を紹介されるのも手かと存じます。
評価・お礼
Leopon23 さん
2013/08/10 18:17
お忙しい中ご回答頂きましてありがとうございます。
少額訴訟というものが存在する事は、聞いた事がありましたが、恥ずかしながら今までそれ以上の事を調べた事がありませんでしたので、今回お知らせ頂きました制度のサイトのように、調べておりました。
一日で審理がされるとの事ですので、答弁書をしっかりしたものである事と、逆に先方が伝えてきている損害というものについては、納期がそもそも問題の発端ですが、実際の解約日や契約プランが違うもの(実際よりも上位プラン)を言ってきているところに不満があります。
仮に訴訟となってこちらも悪いと言われるのかも知れませんが、先方にも問題があったと思うとともに、そういった嘘で多く金銭をとろうとしてるところを司法という目で見て頂いた場合どうなるのか、知りたい部分でもあるので、きちんと説明していきたいと思っております。
今回お知らせ頂いた弁護士会や法テラスのサイトを拝見し、相談してみたいと思います。
ご相談にのって頂きまして、本当に感謝しております。
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質問させて頂期待と思います。
先に、http://profile.ne.jp/ask/q-137254/ にて質問したのですが、この後事実確認… [続きを読む]
Leopon23さん (滋賀県/34歳/男性)
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