使っていると自然に覚えます

まずは、「覚えよう」としなくていいかもしれませんね。


始めまして、Web エンジニアの井上です。

どんな技術も同じですが、自分に関係の無い事はなかなか覚えられません。ですから、私は必要な時に毎回ドキュメントを確認しながらテストとコーディングを繰り返します。

ただ、どんな事ができるかが分かっていないとそもそも mod_rewrite を使おうという発想自体が出てきませんので、使い始めてしばらく経ってから、一度じっくり以下のドキュメントを読みました。

慣れてくると、「プログラムなしでこんな事までできるのか！（こんなこと思いつく私ってσ(*^^*) 素敵）」という感動もあって楽しくなります。

■RewriteRule のフラグ説明
http://httpd.apache.org/docs/2.2/rewrite/flags.html
このページには、記号の意味（[L] なら "last"）も書いてありますので、記憶の助けもしてくれると思います。

■mod_rewrite の実例説明
http://httpd.apache.org/docs/2.2/rewrite/remapping.html
これを見ると、実はよく使うフラグはそんなに多くない事も分かると思います。

あと2つ注意点があります。

１．
mod_rewrite 設定は httpd.conf に書くのと .htaccess に書くのでは、書き方も挙動も異なる点があるという事です。

参考にした例などが httpd.conf 用に書かれていたものなのか、.htaccess 用に書かれていたものなのかは毎回注意する必要があります。

この点は、私の技術ブログに書いた事がありますので、よかったら参考にして下さい。

「.htaccess ファイルで mod_rewrite の設定をする時の注意点」
http://hole.sugutsukaeru.jp/archives/187

２．
.htaccess での RewirteRule の設定は、サーバによって許可されていないものがある場合があります。例えば [P] フラグ（Proxy フラグ）は、書いても使えないサーバがあります。

これを「自分の書き方が悪いのだ」と考えて色々調整を始めると時間を無駄にしてしまいますので、「よそではうまく行った実績のある設定セット」をテスト用にディレクトリにまとめておくと、だんだん楽になってきますよ。

ただ、Apache のバージョンによっては文法が変わったりすることもありますので、やはり基本は「ドキュメントに戻る」ですね。