対象:新築工事・施工
島崎 義治
建築家
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直接排水で!
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ぜひ、健康な本物のお住まいを計画してください。
間接排水ですが、私もそのような工法を考えたことがありません。
檜や槇の和風の浴槽を設置する場合には(あるいは猫脚の優雅な浴槽を床上に置く場合には)間接排水となりますが、ただ、取り外しができるようにし、定期的に清掃できるようにしておく必要があります。浴槽の乾燥も必要ですしね。
しかし、流布している間接排水は現代の浴室の設計においてはあまり良い仕様とは言えません。実際に電子制御や照明が組み込まれているバスタブでは間接排水を禁じている例もあります。
基本は直接排水と考えた方がよいと思います。
その場合は、
1)防水性能、特に床防水とバスタブとの接点に注意を払い、完全に防水を行うこと。
2)バスタブをセットした後の配管工事を行うためのピット(高さ60cm以上は必要と思います)を確保すること。ピットへ入るための床点検口ももちろん必要となります。
住宅の建設は古い慣習的な部分の多い分野です。時代の趨勢に合わせて、改めてゆくべきと思います。
yukiさんの考えていらっしゃる健康な素材においてもそれらを阻害する慣習的な考えが多く存在すると思います。ぜひ、それらと格闘し、よりよい本物のお住まいを作ってください。
応援いたします。
島崎義治/島崎義治建築設計事務所
2012グッドデザイン賞を受賞しました
http://architect-studio.com
評価・お礼
03292010yuki さん
2013/07/05 19:32
お礼が遅れ、すみませんでした。
丁寧なアドバイスをありがとうございました。
もともと床下が相当高い作りの予定ですので、なんとかいけそうな気がします。
「住宅の建設は古い慣習的な部分の多い分野です。時代の趨勢に合わせて、改めてゆくべきと思います。」
建築家さんご自身が、悪しき慣習と表現され、今までの報われない気持ちが晴れました。
自信をもって、今担当している設計者に提案したいと思います。
ぜひ、嶋崎先生も在来風呂の直接排水を取り入れてみて下さい。
ありがとうございました。
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この回答の相談
新築計画中です。
家族に、強いアレルギー体質の者がいる為、シックハウス対策を慎重に進めています。
木造在来工法 漆くい 無垢の木材 造作家具 造作ステンレスキッチン 在来浴室 の計… [続きを読む]
03292010yukiさん (東京都/55歳/女性)
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