対象:ペットの医療・健康
Re:老犬の手術
入院期間に関しては乳房を片側全部切除するような広範囲の手術でなければ、術後の状態が安定していれば日帰りか1泊入院で可能だと思います。
手術をするかどうかに関しては、一刻を争う状態ではないので今すぐ決断しなくても大丈夫だと思いますが、いずれは子宮蓄膿症になる可能性や、腫瘍が悪性だったり大きくなる可能性があります。状態が悪くなってからだと手術の負担が大きくなるというデメリットがあります。乳腺腫瘍は小型犬の場合、一般的に約50~70%は良性といわれています。以前からあり、大きさがあまり変わらない小さなしこりであれば良性の可能性が高いと思われます。ただし、犬の乳腺腫瘍は切除したものを検査しないと確定診断することができません。
必ず子宮蓄膿症になるということはありませんが、水がたまって子宮がパンパンに腫れることはあります。子宮の液体貯留がひかないときには最終的に手術になることが多いように思われます。
手術に耐えられるかどうかについては、内臓に大きな異常がなく15歳未満であれば、子犬の避妊手術と麻酔リスクは変わらないと一般的にいわれています。お話を聞く限りだと手術にはおそらく耐えられると思いますが、術後の呼吸状態が安定するかどうかが重要なポイントとなります。今回の質問内容だけではこちらで判断することができないので、再度全身状態をチェックして、かかりつけの先生に相談するとよいでしょう。もし心配であれば麻酔設備の整った二次病院で手術を受けるのも1つの方法です。
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