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共有名義(片方の不許可)の不動産の運用
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らびっとさん
こんにちは、税理士の大黒崇徳です。
共有建物の賃貸契約については、持分の過半数で決めることになります。過半数の同意があれば、その同意にしたがって、所有者の連名でも代表者ででも契約することができます。従いまして、らびっとさんのお母様の意思だけで契約することはできます。実務上は、代表者での契約が合理的でしょう。
ただし、家賃などは持分に応じて分け合うことになります。
この様な共有物件の場合には、信頼できる不動産業者と代理契約を締結して、契約から管理まで一任してしまう方法もあります。
賃貸借期間中の色々な問題に対する対応を考慮した場合も、業者に一任しておく方が良いと思います。
自己の持分譲渡については、原則として共有者の同意なく自由に処分することは可能ですが(民法第249条)、共有物件を一括譲渡する際は、共有者全員の合意が必要となります。
共有物件のリスクは他にも下記のとおりあります。
?共有物の利用は、その持分の割合に応じて共有物全体を利用することができるため(民法第249条)、他の共有者による権利行使によっては、当該不動産の利用等が妨げられる場合がある。
?他の共有者からの共有物全体に対する分割請求権行使を受け、裁判所により共有物全体の競売を命じられる可能性がある(民法第258条第2項)
共有物件は仲のよい人同士でもいろいろと面倒なことが多いため、できれば、共有状態を解消すべく、不動産業者等に代理してもらい持分を買い取るなどした方がよいかと思います。
もし、ご不明な点がありましたら遠慮なくご連絡下さい。
評価・お礼
らびっと さん
大変貴重なご回答ありがとうございました。
軋轢などを作らないようしたいと思いますので
困った事があれば相談させていただこうと思います。
ありがとうございました。
回答専門家
- 大黒たかのり
- ( 東京都 / 税理士 )
- 大手町会計事務所 代表税理士
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この回答の相談
親族とのトラブルによって非常に困っています。
現在、土地とその土地に立つ住居について
・土地については実母が全権利を保有
・住居については実母が5/6、親族が1/6を保有
という状態… [続きを読む]
らびっとさん (大阪府/27歳/男性)
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