対象:住宅設計・構造
コンクリートの散水養生
- (
- 3.0
- )
横浜駅のそばで開業してる設計事務所です。
コンクリートが乾いて固まると思っておられる方は、建築関係以外の方には多いと思います。建築関係者でもRCに疎い人でそう思ってる方はいるようです。
コンクリートは水和反応と言いまして水とセメントが反応することで固まります。つまり硬化するには水の存在が必須になります。
ある程度硬化が進んだ状態でも、表面が乾いてしまうと水和反応が充分に進まなくて表面の硬化不良が起こったりします。
夏などの気温や陽射しが強い時にそういった状況が見られます。
その為に、型枠は72時間以上は外さない(水分の蒸発を防ぐ為)とか型枠がないスラブ(平らな部分)は散水して乾燥を防ぐ養生をしたりします。
コンクリートの打設中に大雨が降るのは困りますが、それ以外の場合は濡れていてもいっこうに構いません。むしろ硬化初期に乾くほうが問題となります。
クラックがある場合は、それがどれくらい問題あるかを判断するのは経験のある設計者等にみてもらうのが良いと思います。無いのにこしたことはありませんが、多少は問題ありません。(立ち上がり部分にはモルタルを上塗りしますし)
<あーす・わーくす http://office-ew.com>
評価・お礼
hatag30 さん
2013/05/13 21:34
ご回答有り難うございます。
1.
コンクリートの固化は水和反応のため水が必須条件で乾燥がむしろ悪影響を及ぼす
2.
打設時の雨以外は濡れていても支障ない
3.
多少のクラックは余り心配する事はない
以上のご説明を受け不安も多少は取れました。
回答専門家
- 小松原 敬
- ( 神奈川県 / 建築家 )
- 一級建築士事務所 オフィス・アースワークス 代表
富士北山の木で家を建てませんか
富士の裾野で育った産地直送の天然乾燥無垢材を使って、エコで健康的な家造りをしませんか。無垢材対応金物工法・特殊ビスによる5倍耐力壁で、耐震等級3でありながら風と光が通る大開口をもつパッシブデザインの家がリーズナブルに建てられます。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
ベースコンクリート打設から基礎立ち上がり部の打設経過は以下の通りです。
5/7ベースコン打設8時30分(晴れ:気温18度~10度:風速8m/s:乾燥注意報)
5/8基礎立ち上がり型枠設置(晴… [続きを読む]
hatag30さん (埼玉県/52歳/男性)
このQ&Aに類似したQ&A