対象:転職・就職
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市村 光之
キャリアカウンセラー
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譲れないこと、大切にしたいことは何ですか
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初めまして。キャリアリーブスの市村と申します。
留学の夢を実現するか、居心地のよい現職に留まるべきかで悩んでおられるご様子ですね。結論から申し上げると、どちらを選択してもあなたの人生です。どちらがよいかではなく、どちらの人生のほうが自分で納得できるか、で決めてください。
Happysmileさんがおっしゃるように、現職に留まるほうがリスクは少なく、安心・安定した人生を歩める可能性が高そうです。でも、将来結婚し、子育てに追われる中で、本当は若いうちに留学したかった・・・と後悔する状況になったら、人生は不幸になります。
一方で、思い切って留学すれば、これまでにない発見や刺激を受けることでしょう。その後の展開は予測できません。これまでより条件のよい職業に就いて、さらに充実した人生になるかもしれませんし、再就職に苦労し、婚期も遅れ、不安な人生になるかもしれません。ただ、その状況を失敗と感じるか、これが自分の選んだ道であり留学を活かして自分はこう生きている、と捉えるかで、人生の幸・不幸は変わります。
人生に成功も失敗もありません。キャリアにもよいキャリア、悪いキャリアはありません。自分の生きかたとして自分で納得できるかできないかであなた自身が幸福にもなり、不幸にもなります。
現職に留まるなら、休職が叶わない以上、長期留学は諦めなければなりません。短期の海外渡航を繰り返すことで代替えすることを考えてはいかがでしょうか。留学を選ぶなら、想定外のことも含めリスクはすべて引き受ける覚悟で決心してください。
留学は、その費用や費やす時間だけでなく、さまざまな犠牲も払う可能性があります。私も一生安泰と言われた大企業を30代前半で退職し、アメリカに3年留学しました。退職金と貯金をすべて留学費用にあて、帰国した時はほぼ無一文でした。これで学位が取れなかったら、就職できなかったら、私の人生は終わる・・・という恐怖感と闘いながら勉強しました。留学先で離婚もしました。現在は、大学教員兼キャリアコンサルタント(個人事業主)です。大企業に勤め続ける場合と比べると、収入は2/3で不安定です。家族には不自由な思いをさせる場面もあり申し訳ないと思いますが、私個人の生きかたとしては、したい仕事に取り組むことができ、ありがたいと感じています。
補足
最後になりますが、Happysmileさんのご質問文の中に「人生設計上留学が必須」ということばがありましたね。おっしゃるように、言語を学ぶのが目的なら、国内に留まってもやりようはあります。留学を必須と考える理由のご説明がありませんので、これ以上コメントできません。なぜ必須なのか、本当にそうなのか、答えを導く糸口はそこにあるのではないでしょうか。
参考:
昨年、「キャリアの手帖・36人のケーススタディ」という本を書きました。さまざまなキャリア課題に悩む人々を描いたものです。もし参考になれば。
http://careerleaves.com/about/books/
評価・お礼
happysmile さん
2013/05/09 18:48ご助言ありがとうございます。「留学が必須な理由は」と問われて初めて、自分が無意識に「必須」という書き方をしたことに気づきました。長年留学したいと強く思い続けてきたあまり、自分の中で留学が絶対的なものになっていたようです。私が海外へ行くべきと考えるのは、語学力アップも勿論ですが、それ以上に異文化の中で生活すること自体に意味を感じています。韓国での経験が、他国にも身をおいて色んなことを感じとりたいという思いをより強くしました。仰る通り人生に正しい道などないと思うので、行って後悔するのか、行かずに後悔するのか・・・より納得できる道を考えてみたいと思います。書籍も是非読ませていただきます。
(現在のポイント:-pt)
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