対象:ペットの医療・健康
Re:猫の右前脚の腫れ。
2013/05/22 17:15
返答が遅くなり申し訳ありません。
皮膚にできる腫瘤の代表的な原因には、炎症、腫瘍、膿瘍、脂肪腫(良性腫瘍)などが挙げられます。細胞診(腫瘤に針を刺して細胞を取る検査)ではおおまかにこれらを区別することが出来ますが、確定診断を下すためにはやはり腫瘤を摘出して病理検査をするしかありません。
腫瘤が腫瘍である場合は早期の外科的切除、診断が第一にすすめられます。細菌感染による炎症や膿瘍である場合には抗生剤や消炎剤の投与によって治療します。脂肪腫は脂肪組織の良性腫瘍で害はほとんどありません。無治療か、もしくは外科的切除を行います。
今回抗生剤を投与したことで腫瘤のサイズが小さくなるのであれば、原因として細菌感染による炎症や膿瘍が疑われますので内科治療を継続していけばよいかと思います。また、腫瘤のサイズが変わらないもしくは大きくなるのであれば腫瘍を疑う必要があります。猫での脂肪腫の発生は比較的まれですので全身状態に問題がなければ外科的切除、病理検査を検討されてはいかがでしょうか。
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