対象:ペットの医療・健康
Re:猫の肝炎、GPT数値が下がらないです
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猫の肝炎は薬物の摂取以外にも食生活の影響、感染、腫瘍、自己免疫疾患などが考えられます。
また、経過についても完全に治癒する場合もあれば、慢性経過をたどった後に肝硬変まで進行してしまう場合もあり様々です。
治療法は原因によって異なり、長期間の投薬を必要とするものもあります。
肝炎の診断や治療経過を確認する方法として肝臓の一部を採取する肝生検があります。
実施には麻酔が必要な場合がありますので、麻酔に対するリスク評価を慎重に行う必要があります。
より低侵襲で麻酔の必要がない肝臓の検査としては細針吸引(FNA)があります。
腫瘍や脂肪肝等はこの方法で診断が可能です。
非侵襲的な検査としては超音波検査があり、腫瘍が描出されたり他臓器との比較によってある程度診断出来る病気もあります。
家庭で出来るモニタリング法としては、食欲、飲水量、眼や口腔内等の可視粘膜の色調、体重等があります。
また、脂肪分の多い食事を避けたり、飲水出来る場所を最低3カ所以上にしてあげると脱水の予防になり良いと思います。
原因によって内科的治療、外科的治療、食事療法など選択する治療は異なってきますので、かかりつけ医とよくご相談される事をおすすめ致します。
評価・お礼
ひまわりり さん
2013/05/11 08:15
●●先生。早速の詳しいご回答本当にありがとうございます。
まだ行っていない検査方法(肝生検、細針吸引)について・日常で出来ること、とても参考になりました。
検査方法についてはリスクや特徴まで詳しく教えていただきありがとうございます。
今後の治療の参考・励みになりました。
長期的になることも覚悟しながら猫の回復を願って治療を続けて行きたいと思います。
先日は吐いた後食欲がなくなり心配しましたが一時的でした。
ですがその後も食欲にムラがあり、注意深く生活しています。
幸い食事も多く食べてくれ、行動も元気があるので良くなっていくと信じて猫と共に頑張ります。
本当にありがとうございました。
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この回答の相談
3月半ばに、ご飯を残すのが気になり定期健診と思い血液検査を受けたところGPTが1000オーバー、ビリルビンが2.3と肝炎の診断でした。
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ひまわりりさん (埼玉県/41歳/女性)
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