対象:PCサポート・IT環境
内定者にeラーニングのウイルス対策を説明しましょう。
こんにちは。
「内定者向けのeラーニング実施時に内定者のPCにウイルスソフトが必須であるかどうか」、というご質問ですね。
内定者が「PCにウイルスソフトが入っていないため研修ができない」と言っている真意をまず確認する必要がありますが、提供するeラーニングが十分にウイルス対策(セキュリティ対策)されていれば、内定者のPCへのウイルスソフト導入は必ずしも必須ではないと思われます。
eラーニングには、インターネット環境を利用する学習と、CD-ROMを併用した学習もありますが、今回はインターネット環境を利用した学習のため、内定者の方はウイルス感染のリスクがあると言っておられると想定されます。内定者が自分のPCへのウイルス感染を懸念しているのであれば、その懸念を払しょくするために、提供しているeラーニングのウイルス対策を十分に説明すれば良いかと考えます。
eラーニングのコンテンツを他の研修会社に委託して、提供しているのであれば、その研修会社のセキュリティ対策等をきちんと確認し、ウイルスへの感染リスクがないことを説明すれば、内定者も安心してeラーニングに取り組めるでしょう。一般的に研修会社が提供しているeラーニングは、研修会社のHPにアクセスし、ID、パスワードを入力して学習します。研修会社へのアクセスは通常SSLという暗号化技術を利用しアクセスしますし、一般のインターネットやメールでのやりとりをするわけではありませんので、セキュリティは確保されているケースが多いと思われます。また、研修会社は研修コンテンツを自社のシステムからサービスとして提供していますので、自社システムがウイルス感染しないよう十分な対策がなされているのが通常です。
補足
ただ、独自でeラーニングのコンテンツを開発し、内定者教育を実施しているのであれば、自社システムのウイルス対策やアクセス時にSSLのような暗号化を利用しているか、等のセキュリティ対策の再確認が必要です。
もし、セキュリティ対策をしていない場合は、その対策が先決となります。その場合は、国家公安委員会が告示している「情報システム安全対策指針」に則って安全対策を行うのが確実かと思います。
「情報システム安全対策指針」URL
http://www.npa.go.jp/cyber/policy/antai_sisin/kokuji.htm#2-3
いずれにせよ、冒頭で述べましたように、内定者の真意をまず確認の上、不安要素をきちんと把握し、その不安を払拭させることが重要だと思います。
以上になります。
今後ますますのご発展とご健勝を心よりお祈りいたします。
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次回以降の、質問時にご利用を検討下さい。
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回答専門家
- 小松 和弘
- ( 東京都 / 経営コンサルタント )
- ホットネット株式会社 代表取締役
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この回答の相談
人事担当をしている者です。昨年度から、内定者に対してEラーニングでの研修制度を始めました。
内定者で「PCにウイルスソフトが入っていないため研修はできません」と言ってきた者がいるの… [続きを読む]
専門家プロファイルさん
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