大学は卒業すべきだと思います。

誰もが大学に入学しようと思えば可能な時代になりました。日本の大学は入学すればほぼ卒業もできます。

偏差値の高い一流大学に入学卒業するためには現在の何かを犠牲にして入学試験に臨む必要があります。一流大学を卒業しても大企業に入社できるのはその一部です。僅かかもしれませんが、二流や三流大学からも大企業に入社している人材もいます。

誰もが大卒という資格を持っているのに、自分は高卒（よく言えば大学中退）というハンディキャップを持って人生をスタートする必要はないと思います。起業しても成功する確率は高くありませんので、結局就職する可能性があるかぎり、学歴の壁が現実となってきます。人生の確率（リスクマネジメント）を考慮すれば、大学を卒業すべきだと思います。

人生を白か黒だと決めつけないでグレーでもよいのではありませんか？グレーでもいろいろ選択肢はあります。

私が大学を卒業して40年以上経過しました。大学時代にそれほど勉強した記憶もありません。仲間とわいわい無駄な時間を過ごしていました。その無駄な時間を懐かしく思い出します。親や地元から遠く離れて、大学は人生で自由に無駄な時間を過ごせる貴重な時代だと私は思います。

人生一寸先は闇だと言えますが、今できる方法で立ち向かうしかないと思います。大学中退して起業するという極端な選択肢を指向するのでなく、いろいろな選択肢がある就職という選択肢に自分の価値を高めて、チャレンジしてもよいのではありませんか？起業するだけのエネルギーを使えば、いくつかの資格を取得するなどして自分の価値を上げることはできると思います。