対象:ペットの医療・健康
RE:パルボウイルスについて
猫パルボウイルスは猫汎白血球減少症の原因ウイルスであり、発熱や食欲減退、嘔吐、下痢、白血球の減少などを示す恐ろしい病気です。
一般的に体力、免疫力が低下している子猫や老猫で重症となることが多く、数日で死亡する例もあります。
一方で成猫が感染した場合は、症状が軽度で死亡することは少ないとされています。
治療に関しては、ウイルス自体を殺すような薬はなく、発症した場合は、下痢止めや制吐剤、抗生剤などを使用し症状を緩和させる治療(対症療法)が主体となり、病気を完全に治すことはできません。
したがって、最善の治療はワクチン接種による感染・発症の予防であり、ワクチン接種をせずに発症した場合は助けられる保証はなく効果的な治療法もありません。
また、質問の趣旨から外れますが、感染猫を飼育する際には他の猫へ感染を拡大させてしまう危険性があることも忘れてはなりません。
パルボウイルスは自然環境で長時間生存でき、強力な消毒剤をしないと殺滅することができず、排泄物や衣服などに付着し他の猫へ感染します。
したがって、多頭飼の場合はもちろんのこと感染が拡大しないよう他の猫と接触しないようにする必要があります。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
老猫でワクチン打って無くてパルボウイルスに感染したら治療しても助からないんでしょうか?治療したら助かりますか?
雨大好きさん (大阪府/26歳/女性)
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