対象:不動産売買
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底地の買い上げについて
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はじめまして、不動産コンサルティング会社、アドキャストの藤森と申します。
ご質問いただきました件ですが、底地の買い上げについては、地主の売却意思が
なければ難しいのが現実です。
しかし、相手にもその時々の事情によって考え方が変わることもあるでしょうから、
一度の断りで諦めず、タイミングをみて、再度交渉してみても良いかもしれません。
相続時などは、相続税を納めなくてはならない相続人が、資金繰りの為、借地人へ
底地の買取を求めることがあります。
地主の資金的に入用となる時期が分かる関係にあって、
そういった時期が近いうちにありそうなら、不謹慎な話にはなりますが、
その相続人や地主の現金が必要な時期に話をもっていっても良いかもしれません。
また、仮に買上げできる状況になった際は、周辺相場とみて妥当な金額であるかの検討、
謄本に抵当権や差押などが設定されている場合、それらを抹消してもらえるよう契約
条件に盛り込むこと、一筆の一部が借地部分になっている場合は、測量や分筆登記を
すること、それら費用負担の考慮など、欲しかった土地が買える事で、どんな条件でも
飛びつかないように注意して下さい。
尚、80年借りているとのことで、旧法の借地権にあたると思いますが、
新法と比べ借手側の立場が強く、地代はかかりますが土地の税金はないこと
など考慮すると、所有権(底地の買取)にこだわる理由が無い場合もあります。
借地権も相続はできますし、失礼な話になりますが、もし相続の相手などが
いない場合は、所有権として先々払い続ける税金や購入の際の総額より、
借地としてかかる総額の方が安く、結果、土地の所有権を取得するより
余裕をもった暮らしが送れる場合もあります。
Hanaizumi様の状況、所有権と借地権のメリット・デメリットなども考慮して、
自身にとって最適な判断なのか見直してみることも良いと思います。
尚、Hanaizumi様にとってメリットのある選択と、望まれる結果が得られれば幸いです。
以上、ご参考になりましたでしょうか。
アドキャスト:http://ad-cast.co.jp/ 藤森哲也
評価・お礼
hanaizumi さん
2013/03/15 15:56
そうですよね。一回断られたからと言ってあきらめてしまうのも、とても残念です。
もう一度、様子を見ながらお願いしてみたいと思います。
賃貸でと思っていましたが、震災後いろいろ事情が変わり、この土地を購入したいと思うようになりました。
ありがとうございました。
回答専門家
- 藤森 哲也
- ( 不動産コンサルタント )
- 株式会社アドキャスト 代表取締役
将来必要なお金を把握せずに、家を買うのって怖くないですか?
売ってしまえば終わり・・・になりがちな不動産業界の現状に疑問を抱き、不動産購入には欠かせないお金の勉強をスタート。FP資格を取得。住宅購入に向けての資金計画、購入後の人生設計までトータルにサポートする「一生涯のパートナー」を目指しています。
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この回答の相談
夫82歳、月10万の賃貸料を払っています。他に、いつか建てようと土地を買っていましたが、このたびの震災で、危険区域に指定され、市がこの土地を買い上げることになったので、それを頭金にして借地を譲ってもらおうと、地主に申し出ましたが、売らないといわれました。長年住んでいても買うことは出来ないのでしょうか。
hanaizumiさん (宮城県/73歳/女性)
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