彼の事とは別な、自分の幸せの道も模索してみては?
hot-teaさん、初めましてカウンセラーの堀江健一と申します。
彼氏との危機、どうにか避けたいものですよね。
誰でも精神的なストレスが重なると、じんましんや胃痛など身体症状が出たり、夜眠れなくなる、イライラする等の精神的な症状が出たりするようになるものです。
結婚や子供が出来たり、昇進など、例え一見喜ばしい出来事であっても、大きな生活上の変化をもたらす事は、ストレスになるものです。
一つの出来事だけではなく、幾つか重なるとそうした心身症になるという所が肝心です。
また、大変な時期には、気が張っていて何とか頑張れるのですが、それが過ぎた後に、気が緩んでから症状が出始める様な事もあるので、今は特にストレスになるものは無いのに?と思われる場合も起きてくるものでございます。
恋人が仕事の事や、家族の事で辛い思いをしていたら、「助けてあげたい」と思われるのは無理もないことですし、そうした「助けたい側」のご相談も良くお聞きする事があるものです。
非正規社員がほとんどの今の世の中、いつ何時自分にも過剰なストレスが降りかかるものかわかりません。
恋人が窮地に陥る状況は、人ごとではないものです。
ですから、一般的にも当てはまるような、助ける側のお気持ちに添ってお話ししてみたいと思います。
介護と一緒で、あまりに親身になると、助ける側の負担も増えてしまい、共倒れになってしまっては元も子もなくなってしまいますよね。
また、ストレスを抱えてしまいやすく、ウツにもなりやすいのが、まさに彼氏の様な「明るく、優しく、真面目、寂しがりやで頑固で不器用な」人です。
責任感の強い“良い人”でもあります。
恐らくEDや結婚の可能性など色々考えて、ベストコンディションでは無い自分に責任を感じ、余計に自分を責めてしまわれておられるのでしょう。
そうした意味では、彼があなたに癇癪を起すと言うのは、ある意味「まだあなたに甘える事が出来ている」状態ではあり、癇癪を起されるhot-teaさんからしたらお辛いでしょうが、その事で、ストレス発散の助けにはなっているのかも知れません。
癇癪を起こせるあなたという存在があるだけで、あなたは彼の助けにはなっているのです。
ただし、それは誰にでも当てはまるわけではありません。
癇癪を起こし、相手を悪者にして罪悪感を持たせることで、相手を支配しようとする人もおりますから、その様な場合は、また違った角度から彼を見る必要が生じてきます。
話を元に戻しますが、どうしたら彼と「元の関係に戻れる」のか?というご質問は、つまり「今、どうしてあげるのが彼の助けになるのか?」という事になるのかなと思います。
彼の言動を読みますと、
「あなたを犠牲にする事」
「あなたの足手まとい」
になってしまう様な事を彼はすごく気にしている様子です。
「本当は自分が幸せにしてあげたいが、今の自分にはそうできないから、別れよう」という発想ですね。
ここで難しいのは、hot-teaさんご自身「彼と一緒になれれば、私が幸せ」と思うのは当たり前のことだと思うのですが、それが彼にとっては負担になってしまっている所です。
hot-teaさんが多少不幸に感じても、hot-teaさんが一緒にいてくれるのが俺の幸せだ!と彼氏自身が思えれば、今回の様な危機は訪れなかったでしょう。
彼もあなたを愛し、あなたの幸せを願っているにも関わらず、それが「hot-teaさんが思う幸せ」とは方向が別の物だとイメージされてしまわれているのでしょう。皮肉なものです。
彼の事を思えば思うほど、彼が負担を感じてしまうようなら、どうすれば良いでしょう?
hot-teaさんの「幸せ」を、彼と言う恋人とは切り離して考えてみてはいかがでしょう?
何も彼と別れろ、彼を忘れろと言っているのではありません。
ただ「彼と仲良くすること」「彼を助ける事」ばかりをあなたの「幸せ」と思わないで、彼とは独立した「あなたの幸せ」の道も模索してみるのです。
大抵の方は、大変な彼をほって置いて、自分の幸せだけを考える様なことに後ろめたさを感じてしまいます。
でもそれでは、あなたの負担になる事を負担に思ってしまい、「自分の幸せ」を考えられない彼氏と同じになってしまいます。
彼に「多少俺が負担をかけても、この人の幸せにはさほど悪影響を及ぼさないのだな」と思ってもらえれば、彼もプレッシャーを感じる度合いが減るものではないでしょうか?
彼のことは置いておいてあなたはあなたで好きな事をすれば良いのです。友達と出かけるとか、ジムで汗を流すとか、それは些細なことから始めても良いでしょう。資格試験でも勉強して将来に備えたりしても良いかも知れません。
こうした問題は、恋人同士に関わらず、結婚してからもお互いが思う事もあるでしょう。
お互いがお互いを思いやる気持ちが強いほど、「自分は本当にパートナーを幸せにしてやれているのだろうか?」と不安に思ったりするものです。
その結果、お互いを縛りあってしまったり、罪悪感ばかり感じてしまったのでは、本末転倒と言わざるを得ません。
「心の距離」を置く、と良く言いますが、より詳しく言えば、「依存する度合い」を意味するものかと思います。
親密な間柄であれば、当然依存する気持ちも出てきますが、あまりにも「自分の幸せが、相手の態度や自分に対する愛情の度合い次第で決まってしまう」様な関係ですと、お互いが自由な気持ちではいられなくなってしまうものです。
「私は私、他人は他人」
と言うと、冷たい言い方に聞こえてしまうかも知れませんが、人間関係に於いてそのバランスは非常に大切ですし、難しくもあるところです。
少しでもhot-teaさんに、振り返って考えて頂けたらと思います。
回答専門家
- 堀江 健一
- ( 東京都 / 恋愛アドバイザー )
- カウンセリングルーム エンパシィ 代表責任者
何より優しく共感を持って、あなたの味方になります
2021年公認心理師(国家資格)取得13年間で1万人以上の相談実績を基に、深く人を理解し心のもつれた糸を解きほぐします。恋愛が出来ない、自己否定感、人と接するのが怖い、夫婦間の亀裂など、人間関係全般、アスペルガーの方の社会適応などのご相談。
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この回答の相談
私は、36歳、彼が41歳でお互いにバツ1です。
彼には、元奥さんと暮らしている子供が2人いて養育費を支払っています。
彼は、明るく、優しく、真面目、寂しがりやで頑固で不器用… [続きを読む]
hot-teaさん (神奈川県/36歳/女性)
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