対象:家計・ライフプラン
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無料の保険見直しには注意が必要か??
アネシスプランニングの寺岡と申します。宜しくお願いします。
さて、ご質問の件ですが、最近、無料相談で勧められる終身保険には現金の多少を問わず低解約返戻金型タイプの保険を勧めてきます。
これには、代理店の手数料が高い保険を勧める傾向にありますので、その保険の良し悪しはよく検討すべきです。
そこで、少し基本的な知識についてお伝えしたいと思います。
まず、保険を貯蓄代わりとする考え方ですが、本来、保険は貯蓄と違います。
それは、保険料の仕組みを理解するとよくわかります。
いわゆる「掛け捨ての保険」の保険料の仕組みは、付加保険料(保険会社の儲けや運用の費用)+危険保険料(年間の死亡率で決まる)の2つで決まっています。
これに対して、「貯蓄になる保険」は上記の2つの保険料に加えて、生存(貯蓄)保険料の3つで構成されています。
こう見ると「掛け捨て保険は損だ」とは言えないことがわかりますし、貯蓄のために余計な保険料を払っていることは把握しておくべきです。
次に、生保の貯蓄性の高さを示す指標として、予定利率という指標があります。
これは、契約時に保険会社が契約者と約束する保険料の割引率を指し、例えば、利率が3%であれば保険料を3%割引することを意味します。
で、その3%分は保険会社が運用を行い、割引分を稼ぐということが前提となるわけです。
過去にこの利率が5.75%という時代がありましたが、現状ではかなり低い利率ですので、貯蓄性が高いとはいいがたいところです。
こうした点を鑑みると、勧められる保険のメリットデメリットが理解できるかと思います。
最後に病気などのリスク対応ですが、医療費などが現金で対応できれば、無理に医療保険に加入する必要はないと思います。
どうしてもという場合には、入院日額5,000円の最低ラインの保障で終身払いのものを検討すべきでしょう。
今後、国の医療制度がどう変わるが不明ですので、その際に見直しできるようにしておくことです。
入院日数は平均17日程度で一般的な病気やけがの入院は短期化していますので、長期入院の保障は無駄になります。
無理に現金を出して、保険に換えるには注意されるべきです。
以上、ご参考になれば幸いです。
アネシスプランニング(株)
http://navi.nikkori-house.jp/anesisplan/
電話:03-6202-7622
メール:info@anesisplan.co.jp
回答専門家
- 寺岡 孝
- ( 東京都 / 建築プロデューサー )
- アネシスプランニング株式会社 代表取締役
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第1子出産に伴い、
・保険(病気や死亡リスクへの対応)
・教育資金や老後資金を確保するための資産形成(現預金・貯蓄性保険・金融商品)を目的とした配分の見直しを考えております。
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ピョンきちさん (東京都/31歳/男性)
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