対象:新築工事・施工
中舎 重之
建築家
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木造2階建ての耐震計画
当方は神奈川県で木造の耐震診断を189軒、耐震補強設計および工事監理は70棟の実績があります。その経験からのお話をします。木造住宅では一部2階建てが一般的です。むしろ総2階建ては極めて少ないのです。さて、2階の耐力壁の下に1階の耐力壁が来るように設計するのは耐震における基本中の基本です。それを実行しますと2階の開口部と1階の開口部が上と下で揃います。当方が耐震診断に行き建物の外観を最初に観るのは、上の窓と下の窓がきれいに揃っているか、どうかです。上下の窓(開口部)が揃わない建物は間崩れと称して、要注意の扱いとします。次に2階の下になる1階の建物の柱の話です。1階の柱の全てに壁が付いていればOKです。1階の柱が1本だけ孤立している場合はNGです。その柱の所で倒壊します。設計上でどうしても柱が1本になるのなら、柱のサイズを6寸(18cm)、取り付く梁は8寸(24cm)以上のものを使用して下さい。
以上です。 2014.5.15 中舎重之
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この回答の相談
現在、1階の間取りはほぼ決まり、2階の間取りで大変悩んでおります。
1階の階段と玄関を先に決めたので、2階の間取りに制限が出来てしまっています。
(※1階のキッチン部分が南東に張り出てい… [続きを読む]
いななんさん (愛知県/31歳/女性)
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