対象:ペットの医療・健康
Re:糖尿病のネコに対するステロイド投与について
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今回の血液検査のような数値でしたら血小板低下症と診断し、その鑑別診断を行うべきだと思います。
血小板の低下は様々な原因で起こります。採血に1-2分かかったことから、もしかしたら血小板凝集が起こり低値となってしまう場合もあります。
血液検査は数値だけでなく、顕微鏡検査(鏡検)も重要です。実際にその動物病院でも実施していると思いますが、塗抹鏡検の結果も合わせて判断すべきと思います。その上で血小板の低下が見られたのであれば、やはり画像診断(X線検査・超音波検査など)と骨髄生検を組み合わせて診断することをお勧めします。
猫では免疫介在性の血小板減少症は犬ほど一般的ではなく、二次性に発現することが多いです。一般状態が良好とのことですから、免疫介在性の血小板減少症と診断してからステロイド使用を検討してもよいかと思います。ステロイドの効果がない原因の場合もありますし、本当にステロイド使用が適切かどうかは現状では判断出来ません。
また、糖尿病を持つ猫へのステロイド投与は慎重に判断しなければなりません。ステロイド投与が糖尿病の増悪を引き起こす可能性はかなり高く、ステロイド性の糖尿病なども存在します。
今回のケースが仮に免疫介在性だとしたらステロイドではなく別の免疫抑制剤を使用するべきではないかと思います。また、免疫介在性の血小板減少症の場合であれば生涯免疫抑制療法をする場合もあり、一般的にどのくらいの期間使用するかというのはなく、その患者の状態に応じた使用をします。免疫抑制剤は高価な薬でもありますので、今後の治療に関してかかりつけの獣医師とよく相談してください。
評価・お礼
我が家の愛猫 さん
2013/02/02 12:55
●●先生へ
ご多忙の中、詳細にご回答いただきまして誠にありがとうございます。
今後は主治医と相談して治療に専念致します。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
はじめまして。どうぞよろしくお願い致します。
私は12歳になる洋MIXのメスネコと暮らしております。(生後数か月のうちに避妊手術致しました)
昨年の11月に糖… [続きを読む]
我が家の愛猫さん (北海道/25歳/女性)
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