対象:人生・ライフスタイル
三村 麻子
イベントプランナー
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将来的なご供養を視野に入れて…
看取りサポートの三村と申します。
お骨のお引取りは、丁寧にお断りなさったほうが賢明かと思います。
もし、お母様の管理下にあるご実家の墓地へ納骨した場合、今後お墓参りへの気持ちが
後ろ向きになり、将来的にご供養が縁遠くなってしまうことが予想されます。
また、叔父様の今後のご供養を、あなたのお兄さま一家がしていかなくてはな
らなくなることを考えると、将来に禍根を残しかねません。
叔父様のご納骨は丁寧にお断りをして、それでも入るお墓がないのならば
散骨というご供養の方法をご検討してみてはいかがでしょうか。
合同散骨でしたら10~20万円程で行えますので、ご供養の気持ちとしてそ
の費用をご負担になり、丁寧に散骨なされば、”ご供養をしなかった…”と、
後悔をすることもないでしょう。
海洋散骨はご供養の新しい形として、母なる海へ帰すということから、
墓地の継承者の有無に関係なく、行われている埋葬方法です。
船上での簡単なご供養のセレモニーを行いながら海へ帰します。
お葬式もなかったようですので、改めてご供養のなさるという意味でもよろしい方法かと思います。
また、今後のお墓の管理についてですが、2箇所の墓地の場所、管理形態、
それぞれのお墓に、どういった関係者が入っているのかがわかりませんので、
想像でのアドバイスですが、仮に、お母様の実家とお父様のお墓を管理する人間が、
将来お兄様しかいない としたならば合祀なさることをお勧め致します。
「○○家の墓」とするのではなく、墓石に「真」「誠」「縁」などの言葉を刻み
お母様、お父様両家のご先祖様を一緒に祀るよいう方法です。
これにより、将来疎遠になる墓地を作らなくて済みます。
但し、この場合宗旨が問われない霊園の墓地を用意する必要があります。
そして、カロートに対して納骨するお骨の数が多すぎる場合は、粉骨などで、
お骨の容積を小さくして収めるなどの工夫も必要になります。
もし、管理なさっている墓地の1つが霊園であれば、新たに購入するのではなく、
墓石だけを新しくして、合祀なさり将来はお兄様に継承していただくと良いでしょう。
補足
権利については、お墓の形式がわかりませんが、
常識的には祭祀継承者(管理をなさっているお母様)に
入れる意思がなければ権利としてはありません。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
こんにちは。私は40代女性です。
ご相談したいのは、先日亡くなった母親の兄(私からみると叔父)の件なんですが、
この亡くなった叔父と私の母とは若い時から確執があり、戦争で未亡人となった自分の母… [続きを読む]
みくさきさん (東京都/43歳/女性)
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