対象:ペットの医療・健康
Re:猫の心臓病について
2013/01/26 14:31
避妊手術に関しては心臓病との関連はないと思われますが、施術時の麻酔に関しては、一般的に全身麻酔を行うと、全身の血行動態が通常時と比較して変化しやすくなるため、今回の心臓病の発症との因果関係は完全に否定はできません。
しかしながら逆に、因果関係は全くなかった可能性も十分にあります。猫の先天性の心疾患としては心筋症が非常によく認められますが、この疾患の場合、重症のものでは心不全症状が1~2歳齢で発症することもまれではありません。従って、偶然、手術を実施した時期と発症が重なった可能性は考えられます。いずれにせよ、現時点では因果関係の有無に関して証明する方法は無いと思われます。
質問の内容から、かなり重篤な状態と思われますので、今後も状態を見ながらの継続的な投薬治療は必要と思われます。今後のケアに関しては、処方された内服薬を継続的に投薬すること、猫の状態(食欲、元気、呼吸状態)をよく観察すること、なにかあればすぐかかりつけの先生に相談すること等が重要な事として挙げられますが、それらに加えて、昼夜を問わずに状態の変化を起こす可能性がある疾患であるため、24時間対応できる信頼できる病院を探しておくことも大事な事として挙げられます。
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猫の心不全について
沖田 将人(獣医)
2013/01/20 17:12
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